2021.10.28
緊急人道支援

【令和3年8月豪雨】サロン活動で生まれる人とのつながり

国内災害
水害
活動風景

令和3年8月豪雨で被害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます。
シャンティ国際ボランティア会では、佐賀県武雄市周辺の被災地を中心に、関連団体・機関と協力し支援を実施しています。

■サロン活動継続中
シャンティでは、現地団体と協働し9/20より武雄市内3つの町、6か所でサロン活動を行っております。
活動地域では、発災前からコロナの影響により住民の集まる機会、公民館行事等の多くが自粛しておりました。
サロンに参加した住民の方より「久々に顔を合わせ集まることができた。こんなに大声で笑って話す

なんて、水害後初めて。久しぶりだわ。心が軽くなったし」とお話してくれました。
現在、武雄市では被災した住宅などの工事が始まり、家屋修繕制度の説明なども必要

です。今後このような説明会の開催や、公民館行事の再開できるよう、サロン活動を通じて、サポートしていきたいと考えております。

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■季節の変わり目
被災された地域では農家の方も多く、農機具や作物にも甚大な被害がありました。「さがびより」というブランド米をはじめとするお米や大豆など、水害により商品化できなくなってしまった作物も多くあったと聞きます。
現在、農家のみなさんの多くは被災した家の片づけに加えて稲刈りなどで忙しい時期です。加えて、収穫施設の被災により他の地域の施設を借りるため利用日が限られています。そのため収穫時期が指定され、例年とは違う予定で作業をしなければならないと伺いました。
おいしい「さがびより」をはじめとする農作物が水害を乗り越え、全国に届くことで復興に繋がってほしいと考えております。

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■食欲の秋佐賀県は気候も暖かい地域であることから早くも柿の採れる時期です。サロン活動中、住民の方から柿の差し入れをいただき、気づかいに私も元気づけられました。被災時の話だけでなく何気ない世間話をしてくださる住民さんと関係を築けたことは佐賀に来てからの大きな財産です。

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地球市民事業課 中井

 

なお本事業は、「日本財団」「生活協同組合パルシステム東京」と「ジャパン・プラットフォーム」からの助成金と皆様からのご支援を受けて実施しました。

 

本件に関するお問い合わせ先
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 担当:広報・リレーションズ課 鈴木
〒160-0015 東京都新宿区大京町31 慈母会館2・3階
TEL:03-6457-4586 FAX:03-5360-1220