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2024.01.20
緊急人道支援

「もう住めないのかな」自宅倒壊のショックを抱えての避難生活|令和6年能登半島地震

国内災害
震災

シャンティは輪島市門前地区の避難所運営メンバーとして活動を行っています。
門前地区には13か所の避難所があり、800人以上の方が避難されています。
シャンティが活動する避難所は100名以上の方が避難されている大きな避難所です。
日中は自宅の様子を見に帰る方、避難所で過ごす方など様々ですが、みなさん支え合って生活しています。

物資を搬入するシャンティ職員


避難所運営を行うメンバー(避難されている市民ボランティアの方も多数いらっしゃいます)

ある日、みなさんがいる前では元気に明るく振舞っている方が職員と二人になった時、
突然泣き崩れたことがありました。
「もう自宅には住めないのかなと思ったら、悲しくなってしまった」
ためこんでいた気持ちがあふれ出てきました。

門前の皆さんは、厳しい状況の中ですが非常にやさしく思いやりがあり、いつも支援する側を気遣ってくださいます。
また、状況についても不満も「しょうがない」と語り、表立って不安を露わにする場面は、殆どみられませんでした。
しかし、様々な場面で我慢をしながらなんとか踏ん張っている状況です。

避難されている方のお部屋に伺う場面

避難所での食事
避難所には様々な物資が届きます。
食材の配布がありますが、カップラーメン、パン、レトルトのカレーやレトルトごはんなどで、高齢者が多い避難所では召し上がらない方が多いです。

ある日の炊き出しで、野菜たっぷりのお味噌汁を作った次の日のことでした。
「昨日のお味噌汁が、本当においしくて、子どもが最後の一滴まで飲んでいました。」と、30代の女性が話してくださいました。



 


シャンティ国際ボランティア会は、輪島市からの支援要請を受け、輪島市 門前において避難所運営のメンバーとして活動しています。
早期の復興に向け、関係機関と緊密に連携を図りつつ、被災地と被災された方々への最大限の支援に取り組んで参る所存です。

活動へのご協力を重ねてお願い申し上げます。

 

※当事業は、「ジャパンプラットフォーム(JPF)」の助成金、皆さまのご支援を受けて実施しております。