2016.10.19
海外での活動

図書館に来れなくても

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ
活動風景

ハラゲー!こんにちは!
ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ事業事務所インターンの浅木です!
事務所のあるメーソットでは、以前に比べて雨の降る日も減ってきた気がします。
もうすぐ乾季かな、と感じる今日この頃です。

今日は、難民キャンプで行われている「セクションでの読書推進活動」についてご紹介したいと思います。

難民キャンプでは、その土地の広さのためにセクションと呼ばれる区画を用いて地域が分けられています。例えば、メラ難民キャンプは22、ヌポ難民キャンプは16のセクションから成る、という具合です。

キャンプの様子_UMP (2)

(ウンピアム難民キャンプの様子)

難民キャンプ内といえども、大きな所では2㎞四方の広さを持ち、なかには家や学校が遠く、図書館へのアクセスが難しい地域も存在します。

そのような人たちのために、図書館員や以前紹介した、図書館青年ボランティア(参考:図書館青年ボランティアを紹介します!)を中心に、遠方のセクションで読書推進活動を行っています。
リーディングクラブ (4)オープニングセレモニー_MLO

(メラマルアン難民キャンプ 第6セクション事務所*紙芝居を楽しむ子どもたち)

リーディングクラブ (3)オープニングセレモニー_MRML

(メラウ難民キャンプ 第8セクション事務所*手遊び歌の様子)

リーディングクラブ (9)TYVによる活動_NP

(メラ難民キャンプ Cゾーン事務所*活動に参加した子ども達と青年ボランティア)

この読書推進活動では、図書の貸し出しや読み聞かせだけでなくアクションソングやビンゴゲームといった活動も取り入れています。

先月の四半期ミーティングでは、はじめは恐る恐る参加していた子ども達が、次第に活動的になっているという声を聞くことが出来ました。

リーディングクラブ (7)_MLA

(メラ難民キャンプCゾーン事務所*届けられた絵本を手にする子どもたち)

また、保護者と一緒に参加する子どもや障がいを持った子どもなど、さまざまな人に活用されているようです。

さっそく、セクションで利用できる本として大人向けの本も増やしてほしい、新しい活動を増やしてほしい、という要望と同時に、活発的な子どもたちの様子を見た保護者からもぜひこの活動を続けてほしいという声も届いており、この活動を担う図書館青年ボランティアの動機づけにもなっています。