移動図書館活動のスタディツアーを実施しました。
サバイディー。
ラオス事務所です。
今回は、移動図書館活動のスタディツアーの様子をご紹介します。
このスタディツアーの目的は、移動図書館活動の対象校にアンケートを実施し、先生方の自信や活動が弱い学校、四校の先生方に、読み聞かせや図書館活動のスキルが飛躍的に向上している学校二校の活動を見学していただき、弱みや課題を把握し今後の活動スケジュールを立ててもらう、というところにあります。
午前にベストスクール一校目、午後に二校目を訪問し、それぞれの図書館活動を見学します。
まず、先生方、教育局、郡教育事務所からの教育行政官を含め、このスタディツアーの目的を全員で確認します。
次に、図書室を見学し、図書室運営をどのように行っているか、どのような活動を行っているか、質疑応答を交えながら、図書室担当の先生から紹介していただきます。
そして、図書館活動を見学します。
ベストスクール一校目。まずは紙芝居から。子どもたちをストーリーの中に引きこみながら、おはなしを展開していきます。
この地域に関するクイズは先生お手製。子どもたちも、興味津々です。
ベストスクール二校目では、子どもたちも主体となって、活動に参加していました。
活動の後は振り返りを行い、子どもたちを惹きつけるコツやこれまでの取り組みを共有していただきます。
そして、今後の図書館活動の計画を、現在抱えている課題とその対策を考慮しながら、アクションプランを立てていきます。アクションプランには、登場人物になりきって演じることがまだ難しいといった課題、クイズを工夫して作っていく、声の抑揚をつけて読み聞かせできるように練習する、といった、これからの取り組みについてまとめられました。
参加した先生方からは、
「他校の先生方がどのような活動をしているか知ることができ、よかったです。」
「自分たちの活動を見直すきっかけになりました。」
といった感想をいただきました。少しでも、先生方の図書館活動の参考になればと思います。
2013年の移動図書館活動も、無事に締めくくることができました。
活動させていただいた学校の児童、先生の皆さん、そして、教育行政官の方のサポートにより、移動図書館活動を少しでも知っていただけたと思います。今年の活動で得た教訓を来年にも活かし、より良い活動を実施できるよう、努めてまいります。
ラオス事務所 竹谷麻莉子