トルコ南東部地震の被災地域で活動するNGOを通して支援を開始しました
2023年2月にトルコ南東部でマグニチュード7.8の大地震が発生しました。
被害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます。
シャンティでは、この地震を受けて、現地で被災者支援を行うNGO「YERYÜZÜ ÇOCUKLARI DERNEĞİ (英訳:children of earth)」と連携して支援を開始しました。
トルコで発生した大地震
2月6日、トルコ南東部シリアの国境に近いカフラマンマラシュ県を震源とするマグニチュード7.8の地震が発生しました。この地震の影響は、トルコ南部からシリアの北部地域に広がっています。
これまでに5万人以上の方が亡くなりました。倒壊や倒壊の恐れがある建物は、少なくとも17万棟にもなるといわれています。被災者は、避難所での生活を余儀なくされました。また、地震の影響によって停電も起こり、厳しい寒さの中で、生活を送らなければいけない人も数多くいました。また、トルコには、10年以上シリアで続く内戦を逃れてきたシリア人避難民も多くおり、そうした人たちにはより甚大な被害が出ています。
ユニセフ(国連児童基金)によると、学校が被災するなどの影響で、学校に通えなくなった子どもはトルコ国内で400万人になり、そのうちの35万人はシリア人避難民の子どもだそうです。被災地域の子どもは、避難生活が長引き、多くのストレスの多い環境で生活を強いられる中で、うつ病やPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症する懸念も出ています。
シャンティの支援
建物の倒壊の影響などで、医薬品、食料品を必要とする人が多くいらっしゃいます。しかし、現地のインフラも甚大な影響を受けていること、また物資を補完する建物も不足していることから、物資を送る支援は難しいと判断しました。
そこで、皆様から頂いたご寄附をもとに、現地の被災地で活動をしている「YERYÜZÜ ÇOCUKLARI DERNEĞİ (英訳:children of earth)」を通して支援を開始しました。このNGOは、地震の発災前から、トルコやシリアで避難民の子どもの心理支援を中心に、子どもたちの支援活動を展開してきました。
「YERYÜZÜ ÇOCUKLARI DERNEĞİ (英訳:children of earth)」ホームページ
※ホームページはトルコ語で、記載されています。
Children of Earth Association (YECED)(@yecedorg.eng) • Instagram写真と動画
インスタグラムでは、写真と動画を英語で発信しています。
※写真提供 YERYÜZÜ ÇOCUKLARI DERNEĞİ
最後に、トルコの一日も早い復興を願うとともに、シャンティとしてどのような支援ができるか検討し、支援活動を実施してまいります。