カンボジア事務所 開設30周年オンラインイベント「カンボジアと共に歩んだ30年、今求められる教育支援とは」
※本イベントは終了しました。たくさんのお申し込み、ご参加ありがとうございました。
2021年、シャンティ国際ボランティア会カンボジア事務所は開設から30年を迎えました。シャンティは、1980年代のカンボジア難民キャンプでの教育支援以降、1991年に首都プノンペンに事務所を開設し、カンボジアが内戦後の復興に向けた歩みを進める中、荒廃した教育の復興を支援し、図書館活動や学校建設活動、教員の育成活動、幼児教育の質の改善などを実施してきました。
この30年で、カンボジアは大きく変化しています。2016年には中所得国入りを果たし、2019年までの10年間の経済成長率は年6~8%を維持してきましたが、200万人以上(人口の13%以上)が今も深刻な貧困下に置かれています。
様々な開発パートナーの支援により、教育環境は大きく改善しましたが、初等教育における学習達成度の低さ、都市と農村の教育格差、成人世代の教育機会喪失など、多様化した課題が顕在しています。また、2020年以降の新型コロナウイルス感染拡大により全教育機関が長期間閉鎖され、子どもたちの学習損失が深刻な問題となっています。
本イベントでは、事務所開設当時の様子や、カンボジアの教育がどのような発展を遂げてきたのかをお伝えするとともに、カンボジアの現状と、今後必要とされる教育支援とは何かについて考えたいと思います。
イベント概要
日時 | 2021年11月13日(土)14:30~16:30
※オンラインの受付開始は14:00~ |
---|---|
参加費 | 無料
※寄付チケットによるご寄付も歓迎しています。 |
定員 | 500人(先着順) |
締切 | 11月10日(水)23:55 |
配信 | オンライン配信(Zoom) 申込者には、イベント前日までにメールでZoomミーティングのURLとID・パスワードをお送りします。(※メールが届かない場合、迷惑メールフォルダに振り分けられていないかご確認ください。) |
主催 | 公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 |
オンラインイベントへのお申込みはコチラから
※本イベントは終了しました。たくさんのお申し込み、ご参加ありがとうございました。
チケットサイト「Peatix」からお申込みください。
イベント申込と同時に弊会の活動へご寄付いただける「寄付チケット」もご選択いただけます。
登壇者
第1部
話し手:手束 耕治
シャンティ国際ボランティア会 専門アドバイザー。1984年に曹洞宗国際ボランティア会(当時)に入職し、タイに赴任。カオイダン・カンボジア難民キャンプにて青少年活動を担当。2年後、バンビナイ・ラオス難民キャンプ事業を統括。1991年プノンペン事務所を開設し、教育文化支援事業開始。1999年東京事務所に帰任。2004年カンボジアに再赴任。2014年同会を退職し、現職。カンボジア宗教省仏教研究所顧問、NPOハート・オブ・ゴールド東南アジア事務所副所長を兼務。
聞き手:鈴木 晶子
シャンティ国際ボランティア会 広報・リレーションズ課 課長。2005年入職。緊急救援担当として国内外の災害支援に従事。2007年より4年間、カンボジア事務所駐在。2011年よりタイ国境ミャンマー(ビルマ)難民事業、東日本大震災支援事業に関わる。2015年より現職。
第2部
パネリスト:徳川 詩織
独立行政法人国際協力機構(JICA)カンボジア事務所 社会開発班長(教育・保健分野事業総括)。学生時代に参加したガーナ、マラウイでのスタディツアーを通して国際協力に関心を持つ。2015年、JICAに入構し、人間開発部基礎教育グループでザンビア、ニジェール、ブルキナファソ、ガーナの教育分野プロジェクト・研修事業の形成・実施監理を行う。2017年6月に人事部人事課に異動し、諸人事制度の運用・改善を担当。2019年10月より現職。
パネリスト:Chea Phal(チェア・パル)
カンボジア開発人材研究所(CDRI)研究員。神戸大学国際協力研究科の経済学博士号を取得後、神戸大学国際協力研究科及び経済経営研究所研究員を務め、現職に至る。これまでに世界銀行のコンサルタントとして、ユネスコ・神戸大学の共同教育プロジェクトの調査、JICA人材育成プログラムなどに携わった。2002年から10年間シャンティのカンボジア事務所職員として教育支援事業に従事。
パネリスト:加瀬 貴
シャンティ国際ボランティア会 カンボジア事務所 所長。2005年国際協力を行うNGOに就職、2011年青年海外協力隊カンボジア派遣の後、2013年5月に入職。ラオス事務所所長を経て、2018年5月より現職。
モデレーター:山本 英里
シャンティ国際ボランティア会 事務局長 兼アフガニスタン事務所 所長。2001年にインターンとしてタイ事務所に参加。2002年、ユニセフに出向しアフガニスタンで教育復興事業に従事。2003年より、シャンティのアフガニスタン、パキスタン、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ、カンボジア、ネパールでの教育支援、緊急救援に携わる。アジア南太平洋基礎・成人教育協議会(ASPBAE)理事。2019年より現職。
当日プログラム
1.開会あいさつ、団体紹介
2.【第1部】カンボジア事務所30年の歩み
3.【第2部】パネルディスカッション「カンボジアの今とこれからの教育支援」
4.質疑応答、ご案内