【開催報告】7月25日(土)夏休みボランティア「翻訳絵本をつくってアジアの子どもたちに届けよう!」
2026年7月25日(土)、新宿NPO協働推進センターにて、夏休みボランティア「翻訳絵本をつくってアジアの子どもたちに届けよう!」を開催しました。夏休みの自由研究として親子で参加したい方や、この夏に新しいことへチャレンジしてみたい方など、32名の方にお集まりいただき、25冊の翻訳絵本をつくっていただきました。受付を済ませた後は、ビルマ語の7種類の絵本の中から、つくりたい絵本を1冊ずつ選んでいただきました。馴染みのある絵本を選ぶ方もいれば、すべての絵本にじっくり目を通してお気に入りの1冊を選ぶ方もおり、それぞれ思い思いに絵本選びを楽しまれていました。
シャンティの活動紹介
翻訳絵本づくりに取り組んでいただく前に、まずはシャンティの活動と「絵本を届ける運動」についてご紹介しました。シャンティがどのような活動を行っているのか、また活動地の子どもたちの暮らしや、絵本がどのように読まれているのかを知っていただいた上で翻訳絵本づくりに取り組んでいただくことで、より楽しみながら、多くの学びにつなげていただけたのではないかと思います。
(写真)シャンティの活動の4つの柱について説明
また、活動紹介の中では、参加者の皆さまにクイズにも挑戦していただきました。
1問目は、ビルマ語の絵本を当てるクイズです。似ているようで異なるビルマ語とカレン語に多くの方が悩まれながらも、言語ごとの特徴や違いを楽しんでいただきました。
2問目は、3つの瓶の中から「薬」と書かれたものを当てるクイズです。なかには「毒」を選んだ方も見られ、文字が読めることの大切さや、学ぶことの重要性を感じていただけたのではないかと思います。
(写真)ビルマ語で「薬」を当てて頂くクイズ
さらに、「絵本を届ける運動」が「つくる」「届ける」「守る」という3つの輪によって成り立っていることをご紹介しました。
(写真)「絵本を届ける運動」3つの輪
参加者の皆さまにつくっていただいた翻訳絵本は、シャンティ東京事務所で大切にお預かりした後、活動地の事務所へ届けられます。そして活動地では、子どもたちの学びの場を守る活動が続けられています。この3つの輪のうち、どれ一つ欠けても活動は成り立ちません。参加者の皆さまにも、ご自身が活動の大切な一員であることを感じていただけていたら嬉しく思います。
続いて「本の力を、生きる力に。」の動画を通して、活動地の様子や子どもたちの暮らし、そして届けられた絵本がどのように読まれているのかをご紹介しました。
動画「本の力を、生きる力に。」はこちらからご覧いただけます。
実際につくっていただく翻訳絵本が、どのような思いによって届けられ、活動地で子どもたちに読まれているのかを知っていただけたのではないかと思います。
「絵本を届ける運動」のこれまでのあゆみをご紹介した後は、いよいよ翻訳絵本づくりのスタートです。
翻訳絵本づくり
翻訳絵本のつくり方についてご説明した後は、さっそく翻訳絵本づくりを開始しました。初めて参加される方も多くいましたが、皆さま一冊一冊を丁寧につくっていただきました。
絵本によっては小さなシールを貼る細かな作業に苦戦する場面もありましたが、ご家族や近くの席の方と声を掛け合いながら、楽しそうに翻訳絵本づくりを進めていました。
(写真)翻訳絵本づくりの様子
また、つくり始める前に日本語の絵本を読んでいただいた方からは、「とても良いお話ですね」「どうしてこの絵本を選んだのですか」といった声も聞かれました。

(写真)丁寧にシールを切っていただいています
名前書きとビルマ語での読み聞かせ
翻訳絵本づくりが終わった方から、お名前書きへ進んでいただきます。
今回はミャンマー出身の留学生であるソーさんにもご参加いただき、「ビルマ語で名前を書いてみよう」の時間を設けました。参加者の方々には、「あいうえお表」を使ってご自身の名前をビルマ語にし、ソーさんから書き方を教わりながら挑戦していただきました。
(写真)「ビルマ語で名前を書いてみよう」のコーナー
ビルマ語は丸い文字が多く、想像していたものとは異なる書き順に興味を持っていただきながら、楽しんで取り組んでいる様子が見られました。
さらに、ソーさんによるビルマ語での『パンダ なりきりたいそう』(講談社)の読み聞かせも行いました。普段なかなか耳にする機会のないビルマ語での読み聞かせは貴重な体験となったのではないでしょうか。
(写真)ビルマ語での絵本読み聞かせの様子
最後は全員で記念撮影を行い、つくっていただいた翻訳絵本と引き換えに、参加者の方々へボランティア活動証明書をお渡ししてイベントは終了しました。
参加者の声
参加者の方々からは、「実際に手を動かして翻訳絵本をつくることで、活動に参加している実感がわいた」「活動地の様子を知ってから作業に取り組めたため、より気持ちを込めてつくることができた」といった感想をいただきました。
また、ビルマ語クイズやビルマ語での読み聞かせを通して、文字を読むことの大切さや教育の重要性について考える機会になったという声も寄せられました。
さらに、ミャンマー出身の留学生からビルマ語で自分の名前の書き方を教わる体験も大変好評で、「普段なかなかできない貴重な経験だった」との感想を多くいただきました。

(写真)ビルマ語での名前書きに挑戦中
おわりに
夏休みが始まったばかりの暑い一日でしたが、多くの方にご参加いただき、にぎやかに翻訳絵本づくりを行うことができました。
一人ひとりの小さな一歩が大きな輪となり、活動地の子どもたちへ笑顔を届けています。今回の体験が、そのことを少しでも感じていただける機会となり、夏休みの良い思い出になっていましたら幸いです。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
お預かりした翻訳絵本は、2027年2月にシャンティ東京事務所を出発し、それぞれの活動地へ届けられる予定です。4月頃には、絵本を受け取った子どもたちや現地の皆さまからのメッセージを掲載した活動報告書をお送りいたしますので、ぜひ楽しみにお待ちください。
◆2026年度の「絵本を届ける運動」の申込はこちらからご覧ください。
◆ワークショップについてのお問合せはこちらより、ぜひお待ちしております。
シャンティ国際ボランティア会 「絵本を届ける運動」担当
【写真の中の絵本】
『みつけた!こんちゅう』(教育画劇)作・絵: 鎌田 歩
『パンダなりきりたいそう』(講談社)作: いりやま さとし
『うしろにいるのだあれ』(幻冬舎)作・絵:accototo ふくだとしお+あきこ
『「はい」「いいえ」ほうこく』(理論社)作: 浜田 桂子
『ようこそ!ここはみんなのがっこうだよ』(鈴木出版)作: アレクザーンドラ・ペンフォールド
『きつねのおきゃくさま』(サンリード)作: あまん きみこ、絵: 二俣 英五郎


