「絵本を届ける運動」20周年から、さらにその先へ
6月は「1日限定 アジアフェスティバル」、
12月はトークイベント“絵本が拓く子どもたちの未来”を開催
絵本をはじめて手にした子どもたちの映像公開、職員インタビュー記事の公開、
機関誌での20周年特集(秋号)なども実施!
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(所在地 東京都新宿区/会長 若林恭英/以下、シャンティ)が1999年から開始した、本を知らないアジアの子どもたちのための「絵本を届ける運動」は、2019年に20周年を迎えました。
2019年は「絵本を届ける運動」20周年を記念して1年を通じて、みなさまに日頃の感謝を伝えるべく、様々なイベントや取り組みを実施してきました。
6月には、シャンティの活動地を1日で味わうことのできる「1日限定 アジアフェスティバル」、そして12月3日(火)には聖心女子大学にて、“絵本が拓く子どもたちの未来”をテーマに、絵本「せかいでいちばんつよい国」の翻訳者であり絵本作家のなかがわちひろさんと、カンボジアで絵本を広げる活動を8年間行ってきたシャンティ国際ボランティア会専門アドバイザーの鎌倉幸子さんをお迎えするイベントを開催いたしました。
また、1月から「絵本を届ける運動」に携わる職員や現地職員の活動を紹介するインタビュー記事の公開、絵本をはじめて手にした子どもたちの映像の公開も行いました。
シャンティはこれからも、「共に生き、共に学ぶ」ことのできる平和(シャンティ)な社会を実現するために、活動に取り組みます。
<「絵本を届ける運動」20周年記念の取り組み>
開催日 2019年6月8日(土)
①アジア各国のナショナルスタッフによるトークセッション
②「アジアの言葉を学んでみよう」(各国の言葉レクチャー、伝統衣装体験など)
開催日 2019年12月3日(火)
①なかがわちひろさん、鎌倉幸子さんによるパネルトーク
②参加者交流会
イベントにご参加いただいた皆様からは、「アジアの子どもにとって文字を知ること、絵本に出会うことの大切さと共に絵本そのものについて考える貴重な機会となりました」「絵本のもつ力を再認識しました」といった感想を頂戴しました。
2014年から始まったミャンマーでの図書館活動。地域の図書館とシャンティが協力して小学校へ絵本を届けています。待っているのは“まだ絵本を知らない子どもたち”。
長く続いた軍事政権から民政へ移行し、昔から学校では暗記することが普通だった教育が、自分で読み、考える力を育てる教育に変わっています。絵本の読み聞かせはミャンマーでは「はじめて」なのです。絵本を届ける図書館員にとっても、読み聞かせをすることは「はじめて」の大きなチャレンジ。そんなたくさんの「はじめて」の瞬間を映像にまとめました。
「絵本を届ける運動」に関わる職員のストーリーをPR Tableにて紹介しています。
① 企業からNGOへ。「好き」を大切に、セクターを越境して活躍(広報・リレーションズ課 平島 容子)
② アジアの教育支援現場を走り続けて38年。現場にかける想い(アジア地域ディレクター 八木澤 克昌)
③ アジアでの現場経験を糧に、これからは支える立場として。新事務局長就任にかける想い(事務局長 山本)
④ 急激に民主化の進むミャンマーに、本を。子どもたちの「未来を描く力」を育むために(ミャンマー事務所 伊藤 杏子)
⑤ 子どもたちの想像力は本で育まれる。社会の一員として働いていることを実感しています(アフガニスタン カブール事務所 スルタナ)
⑥ 日本と世界をつなぐ“懸け橋”として-「伝える」そして「つなぐ」(広報・リレーションズ課 鈴木 晶子)
ニュースレター「シャンティ」特集「絵本を届ける運動20周年」
2019年秋号で「絵本を届ける運動」20周年を特集しました。