2022.01.01
メッセージ

四十周年の節目をこえて

メッセージ

新年明けましておめでとうございます。

日頃シャンティの活動を温かく見守ってくださる皆様に、改めて深甚なる感謝を申し上げます。

お陰様で設立以来、四十周年という節目をこえることとなりました。この間さまざまな課題をなんとか乗り越えてきましたが、
昨年のミャンマーのクーデターとアフガニスタン政変においては、組織として激震に襲われた感があります。
ただ現地の人々が被っている困難は想像を絶するものでしょう。
こうした時であるからこそ、皆様に支えられ培ってきた経験・知見を総動員し、支援を届けて行きたいと念願しています。

世界には、人種・民族・宗教・国家といった違いはさまざまですが、ただ一点、人として平等と言えるのは、生まれ出ずる生命には意味があるということだと思います。
その尊厳を守るための種をまき、育んで行くことは今までとなんら変わりはありませんが、未来に向けてより一層深化させながら、この輪を拡げて行きたいと思います。

どうか皆様におかれましても、日暮れて道遠しという思いをお持ちかもしれませんが、
私たちとシャンティ(平和)への道を共に歩んでくださいますよう切にお願い申し上げます。


書:「青陽」新春の日差し
万物が太陽の影響を受けるように、世界が平和で満たされますように


写真:子どもたちとの触れ合い(カンボジアのスラムにて)

会長
若林 恭英