オンラインイベントの舞台裏
皆さま、こんにちは。
地球市民事業課と広報を担当している鈴木晶子です。
シャンティが大切にしていることのひとつが、活動地のこと、活動地の人たちの声を届けることです。
あるとき、難民キャンプの活動地に出張した時、そこで暮らす方々から言われた言葉があります。
”私たちは国籍がなくどこの国にも所属していません。
ですが、私たちはここで暮らしていて、ここに存在しています。
私たちはここから出ることはできません。
直接日本の人に私たちの気持ちを伝えることはできません。
だから、あなたに私たちの声を伝えてほしい”
写真:難民キャンプの学校
声なき声を届けること。
このことをきっかけに、活動地のことを伝えることが、とても大切なことだと考えるようになりました。
シャンティが活動をしている紛争地、被災地、政情が不安定な地域、へき地など日本から足を運ぶのが難しい場所が多く日本で暮らしていると現状を知る機会はとても少ないです。
だからこそ活動地のことを知ってもらおうと、これまで様々なイベントを行ってきました。
対面でのイベントが開催できなかった時期は、職員と試行錯誤しながらオンラインイベントを開催。
当初はインターネットが切れてしまい配信が途中で止まってしまったこと、音声が出なかったこと、画面が切り替わらなかったことなど、様々なトラブルに直面してきましたが、今では複数の海外事務所とオンラインでつなぎ通訳を入れながら、スムーズにイベントの配信を運営できるまでに成長しました。
写真:アフガニスタンのオンラインイベントの裏側
過去のイベント映像はこちらからご覧いただけます
https://youtu.be/TrAwR1zBDSU
これからも活動地の声を届けていきたいと思いますので、皆さまのご参加をお待ちしています。
地球市民事業課・広報
鈴木晶子