「教師の日」ご存じですか?
こんにちは。ミャンマー(ビルマ)難民事務所インターンの山中です。
最近まで遠出をする機会が多く、先週でついに図書館事業を行っている難民キャンプ7箇所をすべて訪れることができました。なんだか達成感があります……
さて今回は本日メラキャンプで開催された「World Teacher’s Day」(直訳すると、世界教師の日)のイベントの様子についてお伝えしたいと思います。
このWorld Teacher’s Day、恥ずかしながら自分は招待されるまで聞いたこともなかったのですが、世界的に祝福されている日であるらしいです。目的はといいますと、先生に対して感謝を表し、そして次世代の子ども達も含めた皆が教育を受けられることを願って開催されるそうです。
このイベントは直接的に自分たちの団体が関わっているわけではありませんが、図書館によく来てくれる子ども達や図書館青年ボランティアの人たちも参加しており大変な賑わいをみせていました。
(ステージ上の司会進行)
会場で行われるスピーチや挨拶は基本的に現地語であるカレン語ですが、ある程度英語のできる高校生などは英語で先生に対する日々の感謝を表していました。ちなみに、その英語のスピーチでは「先生は私たちにとっての第2の親です。先生にはいつも温かく見守っていただき感謝しています。」といった趣旨を生徒の代表が大観衆の中、述べていました。少したどたどしい英語の中、堂々と、そしてはっきりとスピーチしていた彼はかっこよかったです。
(スピーチをする生徒)
またこの他にも、イベントでは生徒達による歌の発表がありました。こちらは不思議なことに(私が聞いた中では)カレン語の歌が1曲もありませんでした。おそらく、日本もそうですが、若い世代は英語圏の音楽が好きなことが影響しているのだと思います。
(生徒達による合唱)
余談ですが、ここで少しほほえましかったのが歌を披露しているときの生徒達の様子です。思春期の生徒達はやはり照れくさかったのでしょう。ところどころ、気持ちは伝えたいけれども大声はちょっと……といった様子が伝わってきて勝手に少し和んでいました。こういったところも日本とそっくり(!?) かもしれませんね。
(もちろん熱唱する生徒も!)
実は今月末や来月初旬は自分たちの団体が主催者側になって幾つかのキャンプでこうしたイベントを開催します。今日のイベントも参考にしつつ、去年よりもまた一段とよいものを提供できるように着々と準備を進めています。またそのときの記事なども是非お楽しみに!