2016.07.08
読み物

ヤンゴン事務所職員に突撃インタビュー

スタッフの声
ミャンマー

ミンガラーバー。

今回はヤンゴン事務所で仕事をしているミャンマー人職員2人に突撃インタビューをしてみました。

ヤンゴン事務所の様子はこんな感じ。
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ピーにある事務所に比べると人数も少なめ。
ビルの中にある部屋ということもあってオフィスの中は落ち着いています。
そして現地職員の2人も非常に落ち着いていまして、
私も見習いたいなとつくづく思うものです。

早速2人のインタビューの内容に移りましょう。

まずはこちら、
名前はシュエ・イー・トゥン・アウンさん(通称シュエ・イーさん)
今年の1月より総務の仕事でヤンゴン事務所で働いています。
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―シャンティで働く前は何をしていましたか?-
大学を卒業した後は旅行会社でツアーの手配や経理の仕事をしていました。

―シャンティで働こうと思ったきっかけは何ですか?-
NGOで働きたいとずっと思っていたんです。大学時代にボランティアとして寺院学校で貧しい子どもたちに勉強を教えたことがありました。そのときから子どもたちのために貢献したいなと思っていました。NGOでは新卒では即戦力にならないと思い、まずは仕事の経験を積むために一般企業に就職し能力を身につけ、念願のNGOでの仕事に就くことができました。

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―現在の仕事について教えてください―
主には総務と経理の担当です。
オフィスでの様々な支払いを行ったり、文書の翻訳をすることが多いです。
ビジネス分野で働いていたときは、同僚は喧嘩してばかりでしたが、NGO分野では、みな人が優しく協力的です。普段は関わることができない金融省や情報省の方々と仕事をすることができ、とても良い経験になっています。今後も仕事で課題をたくさん見つけて、学び続けていきたいと思っています。

次にソー・ヤン・ナイン・チョー・ウーさん(通称ヤン・ナインさん)
今年の2月より図書出版・購入担当としてヤンゴン事務所で働いています。
以前はタイ・ミャンマー国境沿いの難民キャンプで教師として働いていた経験があるそうです。

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―難民キャンプでの教師のことを教えてください―
2008年から2014年までタイの難民キャンプにある高校で科学を教えていました。
そこでは過酷な環境下にいる子どもたちの状況を知りました。それが子どもたちのために働きたいと思ったきっかけになりました。
難民キャンプではシャンティが建てた図書館に、
自分自身の読書のため、子どもたちへの読み聞かせのために月に2回は訪問していましたよ。

―なぜ子どもたちのために働きたいと思ったのですか―
子どもは国の発展の基礎になると思っているからです。
それなのに、ほとんどの人がそのことに大して注意を向けていない気がします。
シャンティの仕事に関わろうと思ったのは、シャンティの事業がこの国の子どもたちのために有意義なものだと思ったからです。

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―普段の仕事について教えてください―
図書の出版と購入担当ですが、購入の方はあまり関わったことがないので、
児童図書と教育図書の出版についてお伝えします。
一緒に児童図書の出版を行うミャンマー作家協会と話し合いをしたり、本の出版・配布が予定通り進んでいるかを確認するのが主な私の仕事です。
子どもたちと直接関わることはできませんが、私がやっている仕事では、子どもたちに関わっていることを感じることができますし、私の仕事を誇りに思っています。

最後に2人から日本の皆さんにメッセージです。
―日本の人たちに何かお伝えしたいことはありますか―
ミャンマーの子どもたちを代表して、ミャンマーの子どもたちへの日本の皆さまのご支援感謝いたします。
ミャンマーは美しく・歴史のある場所です、是非いらしてください。
日本の皆さんは私たちと国も文化も違いますが、同じ人間です。
同じ人間として私たちを助けてくださること、とても嬉しく思っています。
子どもたちへの一層のご支援どうぞよろしくお願いいたします。

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ヤンゴン事務所での仕事では子どもたちに直接関わることはできませんが、
それでも現在の仕事が子どもたちのためになっていると感じ、目の前の仕事に真剣に取り組んでいる2人の姿が印象的でした。
今年入職したばかりですが、すでに頼もしさを感じさせてくれる2人。
今後もミャンマー事務所の事業運営に貢献してくれること間違いなしです。

ミャンマー事務所

山田