2026.06.12
読み物

東京事務所の花壇改善記録:AIが教えてくれた樹木の処理から花壇の植え付けまで

みなさん、こんにちは。
シャンティ東京事務所 園芸部 花壇担当(自称)の召田です。
(※もちろん実際はそんな部署や担当はございません)

東京事務所の建物、慈母会館には花壇(植え込み)があることをご存じでしょうか?
もしかすると、毎日出勤している職員でも花壇があることを知らない人がいるかもしれないくらい、存在感がありませんでした。

そんな東京事務所の花壇を有効活用しようとチャレンジしてみました。ほぼ、私の趣味の話になってしまいますが、どうぞお付き合いいただけると幸いです。

これまでの花壇の様子

東京事務所の花壇には以前から細い樹木が植えられていました。植えられた、というより、鳥などが運んできた種がいつの間にか根付いてしまったのだと思われます。
(写真は2026年2月に撮影した花壇の様子)

花壇の樹木(2026年2月撮影)

枝は伸び放題、冬は葉が落ちて寂しい姿になってしまいます。花壇は倉庫の前にあるため、木の枝が荷物の搬入・搬出の邪魔になることもありました。そのため、木を抜いて新たに別の植物を花壇に植えることを考えました。

花壇の再活性化に大活躍してくれたのは、いま流行りのAI(Artificial Intelligence)です。

AIに質問して花壇の改善に着手

木を抜く方法、どのような土が適しているのか、東京都新宿の気候に適したオススメの植物は?などを花壇のことをAIチャットに色々質問してみました。質問を受けたAIは、膨大なインターネット上の情報を整理して、園芸初心者の私に丁寧に教えてくれました。

花壇の大きさや事務所の所在地を伝えると、都会特有の「コンクリートの照り返し」や「ビル風」がある点を考慮して、屋外で冬越し・夏越しが可能な植物の候補を教えてくれました。(下の画像は、AIが作成した「ビル街にある花壇のイメージ写真」です)

AIが作成したオフィス街の花壇のイメージ画像

具体的な植物の品種はもちろん、それぞれの植物がどのくらいの高さになるのか、特性や水はけ・乾燥に耐えられるかなどを加味して提案してくれます。

さらに、植えた場合のイメージ画像も作ってくれます。(花壇の写真に植えた植物を合成してくれた画像です)

花壇に植物を植えた場合の合成イメージ画像

画像は合成・加工されているため細かいところに異なるところはありますが、花壇の完成図が想像できると楽しくなりますね。

2月:樹木の処理と土壌改善

元々植えられていた樹木は、強引に抜こうとしましたがびくともしません。何度も振り起そうとスコップで突いても、地中深くまで根が伸びていて掘り起こすことができませんでした。

仕方がないので、地表に出ている部分をのこぎりでカットし、地中深くの根はそのまま土の中に残して埋めてしまう「埋め殺し」という処理を行いました。※これもAIが教えてくれた方法です。

また、花壇の土は長い間手入れされていなかったため、水はけが悪く、カチカチに固まった状態でした。AIに屋外での地植えに適した培養土を教えてもらい、通気性や水はけを改善させるパーライトなどの用土と混ぜ合わせて土壌改良を行いました。

3月:植え付け

植物の苗は園芸店やホームセンターなどで販売されていますが、今回はインターネット通販で注文・購入しました。最初に買いたかった品種の中には、品切れで手に入らなかったものもありますが、似た特性の植物をAIが何度も提案してくれました。

AIのアドバイスを参考にして私が選んだのは、ローズマリー、ベアーブラス カレックス エバーゴールド、エリゲロン、リュウノヒゲ ハクリュウ、クリーピングタイム、スーパーアリッサム フロスティーナイトです。

AI曰く「新宿の環境でも枯れにくい最強の布陣」だそうです。

シャンティ東京事務所の花壇(2026年3月撮影)

写真のように、植え付け直後は隙間だらけで少し心配でしたが「気温があがるにつれどんどんと大きくなりますよ」とAIが励ましてくれました。

4月:花壇の花が咲き始める

3月から4月の期間は暖かくなりはじめると、右上のエリゲロンと、右下のスーパーアリッサムが開花してきました。

職場の花壇のため土日や連休で手入れができない日も発生するため、基本的にたくましく育ってくれる植物ばかりを選んだのですが、AIは各植物の特性を考慮し、どの位置に植えるかも提案してくれました。

低く地面に這うように育つクリーピングタイムもあれば、まっすぐ上に伸びる立性のローズマリーなどがあり、AIは花壇全体の見栄えのバランスを考えて配置を提案してくれます。

シャンティ東京事務所の花壇(2026年4月撮影)

(左奥)ベアーグラス  (右奥)エリゲロン
(中央・センター)ローズマリー
(左前)ハクリュウ (前)タイム (右前)アリッサム

まだまだ株も小さく、隙間が空いて寂しく感じますが、気温があがるにつれどんどんとむき出しだった地肌が隠れていきました。

5月:コンパニオンプランツの植え付け

実は、息子が小学校1年生のとき、夏休みに持って帰ってきたアサガオのお世話をしているうちに、親が園芸に目覚めてしまいまして(笑) 自宅でも観葉植物や多肉植物、葉物野菜やパクチーなどを育てるようになりました。※アサガオのお世話係が親になってしまうのは、小学生の親子あるあるですよね。

最近は100円ショップでも小さな観葉植物が販売されていて「このくらいなら自分にも育てられそうだ」と気軽に買っていたら、いつの間にか植物の置き場に困るくらい家に植物が増えていました(笑)。

一言に観葉植物と言っても、品種によって個性や特性が違って、水やりの頻度やお手入れの仕方も違うんですよね。植物を育てているうちに、異なる種類の植物を近くに植えることで病害虫の予防や生育を促進させ、互いに良い影響を与え合うコンパニオンプランツ(共栄植物)という言葉も知りました。

昨年の秋から我が家で育てていたマリーゴールドがコンパニオンプランツだったようです。マリーゴールドの花が枯れた後に採れた種を蒔いたら、春先に小さな苗が出来たので、自宅から持参して花壇の隙間に植え付けてみました。

シャンティ東京事務所の花壇(2026年5月撮影)

ついでに、配電盤が真上にあって雨水が当たらない奥の壁際(ドライスポット)には、自宅で育てていたヘデラ(別名アイビー)の挿し木を植えてみました。

6月:梅雨に備えて

植え付けてから2~3カ月経つと、右手前のスーパーアリッサムがもりもり育ち、真ん中手前のクリーピングタイムが地肌を隠するほど生えてきました。

シャンティ東京事務所の花壇(2026年6月撮影)

ときどき花壇の写真を撮ってAIに見せると、追加でアドバイスもしてくれます。

梅雨から夏にかけては多湿気味になるため、植物の根本が蒸れる可能性があるようです。植物の中にも、乾燥を好む品種もあれば、過湿気味でも元気な植物もあるため、伸びすぎた箇所を剪定(切り戻し)することもAIがアドバイスしてくれました。

離れた場所から花壇を見ると、まだ背が低くボリューム感が足りない印象ですが、ローズマリーやマリーゴールドを中心に遠くからでも植物が見えるようになってきました。

道路から見た事務所の花壇(植え込み)の様子

花壇の植物選びと「絵本を届ける運動」の選書の共通点

シャンティの活動とはまったく関係のない花壇の話に最後までお付き合いいただきありがとうございます。シャンティの活動と花壇に直接的な関連性はありませんが、共通する部分があると感じています。

今回植えた植物は、花壇の環境に合わせて植物の特徴と生育のスピード、役割を考えて相互に補完しあうよう選びました。「絵本を届ける運動」を通じて届ける絵本も、ただ人気のある絵本を選ぶのではなく、子どもの興味や関心を引き出し、子どもたちの世界(視野)を広げることに役立つ絵本を選書する必要があります。

★「絵本を届ける運動」で届ける絵本の選書について詳しくは「絵本タイトルはどう決まる?選書の流れをご紹介します」をご覧ください。

無理やりこじつけた感はありますが、ぜひシャンティ東京事務所にお越しになる際は、花壇もぜひお楽しみいただけると幸いです。

総務人事課 召田 安宏