2023.10.13

つくり手さんのぬくもり「シルクロード・バーミヤン・ハンディクラフト」

アフガニスタン
クラフトエイド
ものづくりの舞台裏
連載企画

「クラフトエイド」は、1985年にタイ東北部のラオス難民キャンプ内で作られた手工芸品を日本で紹介したことから始まりました。

タイ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、アフガニスタンの生産者たちの手仕事から生まれる商品は、各地域や民族に代々伝わる刺繍や織りなどの伝統技術が取り入れられ、アジアの豊かな伝統文化を伝えています。

生産者たちが思いを込めて制作するクラフトエイドの商品や、民族の生活・伝統文化をご紹介します。今回は、アフガニスタンのカブールに小さな工房を構える「シルクロード・バーミヤン・ハンディクラフト」がテーマです。

©Hiromi Yasui

アフガニスタン生産者団体「シルクロード・バーミヤン・ハンディクラフト」

シルクロード・バーミヤン・ハンディクラフトでは、民族衣装を彩る手刺繍や手織り、ビーズやミラー刺繍、レース編みなど、バリエーションに富む伝統的な手仕事を用いた商品を制作しています。工房では4人の縫製担当の女性たちと、手刺繍などの素材を製作するグループが所属していて、タジクやハザラ、パシュトゥーンなどさまざまな民族が持つ伝統技術の特徴を生かして、カラフルでユニークな商品を日本に届けています。

タリバン暫定政権樹立以降、夫や息子が職を失った家族も多く、女性たちの手仕事によって得る貴重な現金収入が家族の生活を支えています。

スタッフのおすすめ商品

「アフガン・手刺繍フラワートート」

アフガニスタンのカラフルな手刺繍をぜいたくに使った大き目のトートバッグです。額縁に飾ってある絵をイメージしてデザインしました。肩ひも部分には異素材の合皮を使い、大人かわいい仕上がりになっています。

新商品やお買い得情報も更新中。クラフトエイド・オンラインストアはこちらから。

 


「つくり手さんのぬくもり CRAFT AID」

本記事は、シャンティが発行するニュースレター「シャンティVol.317(2023年6月号)」に掲載した内容を元に再編集したものです。

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