「絵本を届ける運動」インターンが選ぶおすすめ絵本パート④
こんにちは。「絵本を届ける運動」担当です。
「絵本を届ける運動」では、毎年数名のインターンを受け入れ、絵本の発送や返本に関わる作業や事務作業補佐などを通して、活動に参加いただいています。
今回は、昨年インターンに参加した大学生より、2023年の収集絵本の中からおすすめ本3冊を紹介します。
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1.『やもじろうとはりきち』(作・絵:降矢なな、出版社:佼成出版社)
「いつも一緒にいるから、なんだかつまらないな。」
友だちや家族に対してそう感じたことが、きっと誰しもあるのではないでしょうか。
ヤモリのやもじろうも同じように、赤ちゃんの頃から友だちの、ハリネズミのはりきちといることが飽きて嫌になってしまいます。
そして、はりきちを突き放して一人どこかへ出かけたやもじろうに、突然あるハプニングが、、
一緒にいて、どんなときも新鮮で楽しいだけが友だちじゃない、と教えてくれるような、そんな一冊です。
2.『ごめんなさい!だいじょうぶ!』(さく:ルイス・スロボドキン、やく:こみや ゆう、出版社:出版ワークス)
4歳のウィリーくんは、周りの人に「ごめんなさい」が言えません。
とってもシンプルなこの言葉。でもたまに、大人でも素直に言えないことってありますよね。
ただ謝るための「ごめんなさい」ではなく、思いやりの「だいじょうぶだよ」にも繋げることができたら、みんなの毎日をもっと心地よく温かいものにできそうです。
いつもとげとげしかったウィリーくんの表情の変化は、対照的な最初と最後のページに注目です。
3.『オリバーくん』(文:ロバート・クラウス、絵: J・アルエゴ, A・デュウェイ、訳:はせがわ しろう、出版社:ほるぷ出版)
「大きくなったら、何になりたい?」
小さいころによく聞かれたこの質問、皆さんはどのように答えていましたか?
お芝居が上手なふくろうのオリバーくんは、お母さんには俳優、お父さんには医者か弁護士になってはどうかと勧められます。
お芝居やごっこ遊びを続けることで二人を喜ばせていたオリバーくん、いったい何になったのでしょうか。
視界いっぱいに広がる、どうぶつたちの豊かな表情と色どりが、1枚1枚ページをめくるたびにわくわくさせてくれます。
文字ではあまり表現されていないオリバーくんの感情を想像しながら読むと、最後の答え合わせにきっと驚かされるはずです。
絵本を届ける運動では、この3冊以外にも支援先に合ったテーマの絵本を選定しています。
子どものころ大好きだったあの絵本、キャラクターは、思いのほかいつになっても覚えていませんか。
その絵本と共によみがえる感情や思い出、そして今見つかる新たな発見もきっとあるはずです。
そんな絵本だけではなく、機会をとどけるこの運動に、ぜひ参加してみませんか。
興味のある方は是非、お申込みをお待ちしております。
お申し込みはこちらから
絵本を届ける運動インターン 加瀬
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東京事務所 広報・リレーションズ課 絵本を届ける運動インターン