2025.03.07
絵本を届ける運動

2024年度「絵本を届ける運動」の報告書が完成しました

参加者の声
報告書完成
子どもからのメッセージ
絵本

こんにちは。絵本を届ける運動です。

2月3日(月)に、2024年度の翻訳絵本がシャンティの東京事務所を旅立ってから、1か月程が経ちました。現在はそれぞれの活動地へ向けて長旅の真っ只中です。

さて、このたび2024年度「絵本を届ける運動」の報告書が完成しましたので、ご報告させていただきます。

皆様からのあたたかいご支援のもと、2024年度は合計で18,631の翻訳絵本を作成いたしました。

【活動地ごとの言語・冊数内訳】

・カンボジア:クメール語 5,942冊

・ラオス:ラオス語 4,402冊

・ミャンマー:ビルマ語 3,252冊

・ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ:ビルマ語 2,485冊、カレン語 2,550冊

また、2024年度は18社の出版社様のご協力のもと、37タイトルもの絵本を起用させていただきました。日本での参加者数はのべ16,674人、420企業・団体にものぼります。

 

シャンティはこれまでに、40万冊以上の絵本を子どもたちにもとに届けてきました。

報告書では、現地で絵本を受け取った子どもたちやシャンティの職員、日本で「絵本を届ける運動」にご参加いただいた方々の声も掲載しています。

今回はその中から、毎日図書館に通っているという絵本が大好きな、ミャンマーのナン・ワー・ワー・ソーさんの声をご紹介させていただきます。

「毎日お昼休みに図書館に行き絵本を読んでいます。好きな絵本は『きんぎょが にげた』(福音館書店)です。きんぎょが、いちごに隠れているページが特に好きです。動物が好きなので、今後は動物がでてくる絵本をもっと読みたいと思います。友だちと一緒に絵本を読むと、お互いに興味がある絵本について知ることができるので、とても楽しいです。私の村には病院がないので、将来は看護師になって、病気の人を助けたいと思います。」

<写真中の絵本>『きんぎょが にげた』作:五味太郎、出版社:福音館書店、『ことりをすきになった山』絵:エリック・カール、文:アリス・マクレーラン、訳:ゆあさふみえ、出版社:偕成社

また、「絵本を届ける運動」は2024年で活動開始から25年目を迎え、これまでのあゆみや活動を支えてくださる方々の声を掲載した「25周年特設サイト」を公開しています。

を報告書では、本サイトについてもご紹介しています。

「絵本を届ける運動」25周年特設サイト

また、25周年のイベントも開催しました。イベントの様子はこちらからご覧いただけます。

 

 

改めまして、活動にご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました。

2024年度の報告書はPDFデータでお読みいただけますので、ぜひご覧ください。
2024年「絵本を届ける運動」の報告書

なお、2025年度の「絵本を届ける運動」は申込受付を開始しています。
詳細や申込方法などはこちらからご覧いただけます。

今年も、多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしています。

「絵本を届ける運動」担当