2024年度「絵本を届ける運動」の報告書が完成しました
こんにちは。絵本を届ける運動です。
2月3日(月)に、2024年度の翻訳絵本がシャンティの東京事務所を旅立ってから、1か月程が経ちました。現在はそれぞれの活動地へ向けて長旅の真っ只中です。
さて、このたび2024年度「絵本を届ける運動」の報告書が完成しましたので、ご報告させていただきます。
皆様からのあたたかいご支援のもと、2024年度は合計で18,631冊の翻訳絵本を作成いたしました。
【活動地ごとの言語・冊数内訳】
・カンボジア:クメール語 5,942冊
・ラオス:ラオス語 4,402冊
・ミャンマー:ビルマ語 3,252冊
・ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ:ビルマ語 2,485冊、カレン語 2,550冊
また、2024年度は18社の出版社様のご協力のもと、37タイトルもの絵本を起用させていただきました。日本での参加者数はのべ16,674人、420企業・団体にものぼります。
シャンティはこれまでに、40万冊以上の絵本を子どもたちにもとに届けてきました。
報告書では、現地で絵本を受け取った子どもたちやシャンティの職員、日本で「絵本を届ける運動」にご参加いただいた方々の声も掲載しています。
今回はその中から、毎日図書館に通っているという絵本が大好きな、ミャンマーのナン・ワー・ワー・ソーさんの声をご紹介させていただきます。
「毎日お昼休みに図書館に行き絵本を読んでいます。好きな絵本は『きんぎょが にげた』(福音館書店)です。きんぎょが、いちごに隠れているページが特に好きです。動物が好きなので、今後は動物がでてくる絵本をもっと読みたいと思います。友だちと一緒に絵本を読むと、お互いに興味がある絵本について知ることができるので、とても楽しいです。私の村には病院がないので、将来は看護師になって、病気の人を助けたいと思います。」
<写真中の絵本>『きんぎょが にげた』作:五味太郎、出版社:福音館書店、『ことりをすきになった山』絵:エリック・カール、文:アリス・マクレーラン、訳:ゆあさふみえ、出版社:偕成社
また、「絵本を届ける運動」は2024年で活動開始から25年目を迎え、これまでのあゆみや活動を支えてくださる方々の声を掲載した「25周年特設サイト」を公開しています。
を報告書では、本サイトについてもご紹介しています。
また、25周年のイベントも開催しました。イベントの様子はこちらからご覧いただけます。
改めまして、活動にご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました。
2024年度の報告書はPDFデータでお読みいただけますので、ぜひご覧ください。
2024年「絵本を届ける運動」の報告書
なお、2025年度の「絵本を届ける運動」は申込受付を開始しています。
詳細や申込方法などはこちらからご覧いただけます。
今年も、多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしています。
「絵本を届ける運動」担当