【在留外国人緊急支援】子育て応援イベントを開催しました
シャンティでは、豊島区において食料配布・相談会の実施をはじめとする、外国人への新型コロナウイルス対応緊急支援を実施しています。
様々な相談が寄せられる中で、ただでさえ苦労や悩みを伴う出産や子育てについて、外国人の方が大きな困難を抱えている上、相談できる相手がいない、という声が上がってきました。
そこで、シャンティでは、豊島区に拠点を置き、産前産後の外国人のサポートを行う、NPO法人Mother’s Tree Japanとともに、外国人の子育てを応援する、緊急支援イベントを開催しました。
【当日の様子】
毎月行っている食料配布、相談会とともに、赤ちゃんのお風呂の入れ方、ミルク、おむつ替えなどの子育て体験を実施し、多くの外国人の方に来場いただきました。
子育て体験
助産師さんによる赤ちゃんのお風呂の入れ方レクチャー。お父さんも真剣に聞きます。
子ども服の配布
使わなくなった子ども服を集め、来場者の方にお配りしました。
子どもの服は、成長に応じてたくさんのサイズが必要になる反面、すぐに着られなくなり廃棄が多くなってしまいます。このように再度活用することで、服にも新しい命を吹き込みます。お母さんたちにも大好評でした!
相談会
弁護士・社会福祉協議会に、Mother’s Tree Japanのスタッフも加わり、個別相談を実施しました。在留資格や住居といった相談に加え、子育てに関わる相談も多く寄せられました。
子どもの工作ブースも登場!お母さんが相談中も、みんなで楽しく待ちました。
食料配布
コロナ禍で厳しい生活を余儀なくされる家庭が多い中、米や油といった基本の食材に加え、おむつやミルクといった子育てに書かせない物資を配りました。
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豊島区における外国人支援事業では、複数のコーディネーターが小さい子どもを育てながら支援に従事しています。今回のイベントは、母親としてのコーディネーターの想いと、多様性を尊重しながら在日外国人女性に寄り添い、支援を続けてきたMother’s Tree Japanさんの想いが繋がり、形にすることができました。
シャンティでは、「触媒」としてたくさんの方を結び、共に課題に向き合うことで、更なる支援を届けることができると考えています。
これからも、「共に生き、共に学ぶ」ことができる多文化共生社会を目指しながら、コロナ禍の緊急支援を続けていきます。
国内事業担当
村松
※この活動は、休眠預金を活用して実施しました。