地域の秋まつりを開催しました|令和8年熊本地震

シャンティは震度7を観測した熊本県宇城市で支援活動を続けており、10/14地域の方に向けた秋まつりを開催しました。
今回の秋まつりは、児童家庭支援センターぽぴんずと協働によるもので、これまでは第3の居場所として相談事業を行ってきた中、地震後に子ども達が集い地域と交流できる場所を作りたいとご相談いただきお手伝いさせていただきました。
子どもの遊び場では、縁日ブースでおかしつり、ヨーヨー釣り、ストラックアウトを設置したほか、キッチンカーによるクレープとかき氷の炊き出し、ぽぴんずによるモルック、地元ダンサーによるダンスブースに加え、地域の方が気軽に集い、リラックスして過ごせるサロン活動が開かれ、お茶菓子の提供のお手伝いもさせていただきました。

集会所「みんなの家」
子どもたちの居場所づくりのために

お菓子つりをしている子どもたち
ぽぴんずさんからは、地域の子どもたちが日ごろ利用している公園や遊び場の多くは、地震の影響で遊具が使用できなくなったり、立ち入り禁止となったりしており、安心して遊べる場所が不足したそうです。
「遊具が使えないのであれば、撤去してほしい。子どもが滑り台で遊びたがって泣いたり、下に潜り込んだりしてしまうんです。」
こうした状況を受け、地震によるストレスや不安を抱える子どもたちが思い切り遊び、リフレッシュできる機会をつくりたいという思いから、今回の秋まつりを開催しました。

ヨーヨーつりに夢中な子どもたち
子どもたちの笑顔があふれた一日
当日は、近隣の学校が秋休み期間中だったこともあり、多くの子どもたちや保護者、地域住民の方々が来場しました。
遊び場のブースでは、ぽぴんずがモルックを実施し、子どもたちは夢中になって楽しんでいました。

「モルック」という遊びです。的に棒を投げて点数を競います。

モルックで遊ぶ子どもたち
また、地元のダンス活動をされている方にもご協力いただき、子どもたちと一緒に身体を使って遊んだり、ボール遊びやフラフープ遊びを行ったりしました。元気いっぱいに走り回る子どもたちの姿が見られ、会場は終始にぎやかな雰囲気に包まれていました。

炊き出しでは、クレープとかき氷を提供しました。
たくさん遊んだ休憩に、「おいしい!」と言いながら友達や保護者と談笑し、クレープをほおばる子どもたちの姿が印象的でした。

当日はまだ暑さが残る一日でしたが、木陰に設けたテーブルと椅子のスペースでかき氷を食べながら涼む方も多くみられました。

ひと息付けるスペースを用意しました
来場された方の声
おまつりに参加されていた保護者の方からは、現在の生活状況や子どもの遊び場不足について、多くの声が寄せられました。
「発災当初は電気も水も止まり、お店もどこも営業していませんでした。でも、みんな同じ状況だったので何とか過ごしていました。最近は少しずつお店も再開していますが、やっぱり近くのお店が開いていないのは寂しいですね。公園も避難所や車両置き場になっていたり、遊具が安全上の理由で使えなかったりして、子どもたちが遊べる場所がほとんどありません。こうして遊びの機会をつくってもらえるのは本当にうれしいです」

お菓子つりの様子
また、隣の地区からいらっしゃった保護者の方からは、このようなお話も聞かれました。
「私の地域には子どもたちが安心して過ごせる居場所がほとんどありません。宇城市内では児童館の閉鎖も多く、公園も少ない状況です。特に私の地域では子どもだけで遊べる公園が少ないため、何かヒントを得られればと思い、この遊び場に来ました。」
さらに、
「こんなに近くで地域のために活動している人たちがいることを知りませんでした」
という声も聞かれ、地域のつながりを実感する機会にもなりました。

今後に向けて
シャンティは今後も地域団体と連携しながら、子どもたちや地域の方々が安心して過ごせる居場所づくりや交流の機会づくりに取り組んでいきます。また、被災された方々の声に耳を傾けながら、地域のニーズに寄り添った支援活動を継続していきます。
緊急人道支援課
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