【12/10】アフガニスタン『奪われる女性の権利と子どもの未来~NGOの苦悩と模索の20年~』
シャンティ国際ボランティア会がアフガニスタンに事務所を開設し、教育文化支援に取り組み始めてから20年を迎えました。ゼロから本格的な教育復興を開始したアフガニスタンでは、生徒数が900万人を超え、女子児童の就学率も4割以上になりました。しかし、2021年8月の政変後、中等教育以上の女子学生の教育の機会は絶たれ、女子教員の就労制限により多くの学校で授業が実施できない状況が続いています。
本イベントの第1部では、当会の20年の活動を振り返りながら、長年教育活動に関わる職員の声、そしてアフガニスタンの子どもたちの声をお届けします。
第2部では、政変後の変化の中で女性と女児が置かれている状況を研究者、ジャーナリスト、現地で活動を続けるNGOの視点から考えます。
■イベント概要■
【開催日時】2023年12月10日(日)14:00-17:00 / 受付:13:30 開始
【開催方法】対面およびZoomでのハイブリッド開催 ※会場参加の定員100名
【参加費】無料
【会場】聖心女子大学4 号館3階/ブリット記念ホール
(〒150-0012 東京都渋谷区広尾4丁目2-24)
【お申し込み】
下記の該当箇所に数字を入力し、お申込みください(ご寄付チケットをお受けしています)
【当日のプログラム】
開会あいさつ、「シャンティ宣言」、団体紹介
第1部「アフガニスタンでの20年~これまでの変化とNGOの役割~」
第2部パネルディスカッション「政情変化の中で女性と女児に何が起きているのか」
質疑応答
閉会あいさつ
【登壇者】
第1部
山本 英里(シャンティ国際ボランティア会 事務局長 兼 アフガニスタン事務所 所長)
2001年にインターンとして当時のシャンティ・タイ事務所に参加。翌年2002年より、シャンティからユニセフに出向し、アフガニスタンで7年間教育復興事業に従事。その後、パキスタン、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ、カンボジア、ネパールでの教育支援、緊急救援に携わる。アジア南太平洋基礎・成人教育協議会(ASPBAE)理事。2019年から現職。
第2部
清末 愛砂氏(室蘭工業大学大学院教授:憲法学、ジェンダー法学)
山口県周南市出身。 大阪大学大学院助手、同助教、島根大学講師、室蘭工業大学大学准教授を経て、2021年6月より現職。 専門は憲法学、ジェンダー法学、家族法、アフガニスタンのジェンダーに基づく暴力など。「RAWA(アフガニスタン女性革命協会)と連帯する会」共同代表。
安井 浩美氏 (共同通信社カブール支局 通信員/シルクロード・バーミヤン・ハンディクラフト 代表)
1963年、大阪で生まれる。京都の聖母女学院短期大学卒業後、アパレル会社勤務。 約1年間のシルクロードの旅を経て、写真の道へ。 1993年、フリーのフォトグラファーとしてアフガニスタンを取材し、戦争取材とともに、アフガン遊牧民の記録をライフワークとする。 2001年の米同時多発テロをきっかけにアフガン入り。 現在、共同通信社カブール支局で通信員として働くかたわら、アフガン帰還民の子どもたちのための私設の学校をキャンプの中に作り、子どもたちの教育にかかわる。教育制度がある程度整ったのをきっかけに、女性の生活支援のためのハンディクラフトの会社を立ち上げ、現在に至る。 2021年のタリバン制圧の際、自衛隊機で退避した唯一の日本人。
モデレーター
藤谷 健氏(朝日新聞)
1987年に朝日新聞社に入社。国内支局を経験した後、国際報道部に所属し、イタリア・ローマ兼ベオグラード支局、インドネシア・ジャカルタ支局、バンコク・アジア総局では総局長を務める。現在は途上国の開発課題に特化したサイト「with Planet」のシニアエディター
司会
高橋 彩氏(フリーアナウンサー)
NHK総合「キャッチ!世界のトップニュース」 キャスター。
NHK新潟放送局にて夕方のニュースキャスターや中継リポーターなどを担当後、
現在はTBSスパークル所属のフリーアナウンサーとして、放送局の垣根を越えて活動。
最近ではナレーターとして企業VPやスポーツニュースも担当している。栄養士の資格を持っている。
【問い合わせ】
件名に「12月10日イベント」と記載ください
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【主催】公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
【協力】聖心女子大学グローバル共生研究所