2018.06.25
読み物

執筆した「世界の難民をたすける30の方法」が出版されました

スタッフの声
ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ

難民」。

知っているようで、実はよく知らないという方も多いのではないでしょうか?

日常において身近な存在か、と言われると、
「難民」と出会い、直接声を聞く機会はほとんどないかも知れません。

しかし「難民」の問題は、どこか遠い国の問題ではありません。

2016年末現在、世界の難民・避難民は約6560万人。
その4分の3は女性と子どもたちです。

日本に身を寄せている難民もいます。

タイ国境にあるミャンマー(ビルマ)難民キャンプの様子

©Yoshifumi Kawabata

私たちは「難民」の問題に対して、どのようなアクションを起こすことができるのでしょうか。

難民問題の現状を知り、考え、そして調べるためのヒントが詰まった1冊が出版されました。

「世界の難民をたすける30の方法」(合同出版)

菊池が執筆した「世界の難民をたすける30の方法」が出版されました

この本の第5章「身近なところから知る・伝える・行動する」で「難民キャンプに絵本を送ろう」という記事を、ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所の菊池礼乃が執筆しました。

菊池 礼乃(きくち あやの)

  • シャンティ国際ボランティア会 ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所 プロジェクトマネージャー。茨城県出身。大学時代から教育分野、人権分野での国際協力に関心を持ち、様々なNGOでのボランティア活動を経験した。2009年にタイ・ミャンマー(ビルマ)国境を訪問したことをきっかけに、難民問題に関心を持ち始める。2011年3月に入職。同年4月より現職。
  • 菊池礼乃(シャンティ国際ボランティア会 ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所 プロジェクトマネージャー)

・なぜ、難民キャンプに絵本を届けているのか。
・「絵本を届ける運動」を通して、どのように絵本が届けられているのか。
・日本から届いた絵本を嬉しそうに読んでくれている子どもたちの様子

などを紹介しています。ぜひ本を手に取って頂けたら嬉しいです。

難民支援に関わる専門家が執筆した「30の方法」

「世界の難民をたすける30の方法」は、国連UNHCR協会理事長の滝澤三郎氏をはじめ、難民支援に取り組む専門家が執筆しています。NHK解説員や大学教授、研究員をはじめ、難民支援に取り組む企業や団体がそれぞれの取り組みを紹介しています。

[参考]執筆者所属団体(法人格は一部省略)

・パレスチナ子どものキャンペーン
・アジア福祉教育財団
・難民起業サポートファンド
・ユニクロ(株式会社ファーストリテイリング)
・株式会社富士メガネ
・WELgee
・難民支援協会
・AAR Japan[難民を助ける会]
・さぽうと21
・国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)
・難民ナウ!
・シャンティ国際ボランティア会
・株式会社アルーシャ
・J-FUNユース/学生難民支援団体

世界と日本の難民の現状や、難民たちを支援するための具体的なアクションについて知り・考え・調べるためのヒントが満載です。

ぜひこの本を手に取って、難民の問題に対し何ができるか、いっしょに考えてみませんか。

世界の難民をたすける30の方法 滝澤三郎(著/文 | 編集) – 合同出版 | 版元ドットコム

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