2026.07.14
緊急人道支援

フィリピン・ミンダナオ|山あいの学校で続く、子どもたちの学びと不安

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活動風景
震災

皆さまこんにちは。緊急人道支援課です。 

シャンティでは、6月8日に発生したフィリピン・ミンダナオ島南部沖地震を受け、被災した地域への支援を実施しています。 

今回私たちは、南コタバト州の山あいにある学校を訪問しました。 

地震から約3週間後に再開した対面授業 

この学校には、幼稚園から小学校6年生までの子どもたちが通っています。 

この地域では、地震の発生から約3週間後に対面授業が再開されました。しかし、私たちが訪問した日は、前日に激しい雨が降ったため、学校は休校となっていました。

学校を視察している様子

地震の被害を受けた校舎 

校舎の壁にはところどころに亀裂が入り、屋根の一部が落下していました。 

2階建ての校舎では、2つある階段のうち、片方が使えなくなっています。余震が起きた際には、子どもたちと先生が、残された一つの階段を使って避難しなければなりません。

先生は、次のように話してくれました。

「余震が起きて避難するときは、本当に不安でたまりません」 

学校の屋根の一部が落下しており、床にも亀裂が入っている屋根の一部が落下している様子 

壁が壊れてしまい、使えなくなった学校のトイレ地震の被害により使えなくなったトイレ

限られた場所で続けられる子どもたちの学び 

地震の被害を受けた後も、子どもたちの学びを止めないための工夫が続けられています。

しかし、授業に使える安全な教室は十分にありません。そのため、学校では使用できる校舎の一部や運動用の屋根付きのスペースなどを、臨時の教室として活用しています。

現在教室として使用されている体育館地震の後、仮設教室として利用されている屋根付きのスペース

子どもたちの心に残る地震の恐怖 

ある学校の校長先生は、地震が起きたときの様子を次のように話してくれました。

地震が起きたとき、私たちは校庭にいました。泣いている子どもたちもいました。保護者に会いたい、抱きしめてほしいと思っていたのです。地震によって、心に深い傷を負った子どももいます 

学校では、地震に備えて定期的に避難訓練を行っています。しかし、訓練の合図を聞いただけで、泣き出してしまう子どももいるそうです。 

訓練だと分かっていても、子どもたちは怖がります。これまでの人生で経験したことのないほど強い揺れで、校舎が倒れてしまうのではないかと思いました 

地震から時間がたった今も、子どもたちや先生の心には、あの日の恐怖が残っています。

支援が届きにくい山間部 

山あいの地域では、道路が十分に整備されておらず、車で向かうことが難しい場所もあります。 

先住民の人々が暮らす山間部の様子先住民の人々が暮らす山間部。住民の多くはバイクで移動しています 

私たちが前日に訪問したマラパタンでは、大雨の影響で710大規模な地滑りが発生し、農村部で10人の方が亡くなりました。 

被災地の人々は、地震だけでなく、激しい雨や洪水、地滑りなど、重なる災害の危険にさらされています。 

なかでも、道路状況が悪く、外部からのアクセスが難しい農村部では、必要な情報や支援が届きにくく、人々が孤立してしまうことが懸念されます。 

シャンティは、現地のパートナー団体や地域の関係者と話し合いながら、子どもたちが学びを続けられるよう、必要な支援を届けてまいります。 

【ご支援のお願い】

以下の方法で緊急募金を受け付けております。ご協力をよろしくお願いいたします。
■クレジットカード
こちらのお申し込みフォームからご寄付いただけます
https://donate.sva.or.jp/otg_er/ver3.2/index_001.html
*フォーム内のご寄付の使いみちで「海外緊急支援」を選択してください。

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郵便振替:00150-9-61724
加入者名:公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
*通信欄に「2026年フィリピン地震支援」とご記載ください。