「絵本を届ける運動」ボランティアが選ぶおすすめ絵本(2026年度収集絵本より)
こんにちは、昨年の夏より、「絵本を届ける運動」にボランティアとして参加しております、ミャンマーからの留学生、ザーチーソーと申します。
私は、夏休みに大学の学部海外研修の事前学習を通して、シャンティ国際ボランティア会の活動を知りました。実際に、タイにあるシーカー・アジア財団(元シャンティのタイ事務所)の図書館を訪れた際にも、子ども達は日本から送られてきた翻訳絵本を一生懸命に、そして楽しそうに読んでいる姿を目の当たりにし、心に響き、とても印象に残りました。
私自身も絵本にあまり触れる機会のない環境で育ったため、絵本の魅力を十分に経験してきたとは言えません。だからこそ、次の世代の子どもたちには、たくさんの絵本に触れ、楽しんでもらいたいという思いを強く持つようになりました。その思いから、昨年の夏からシャンティの「絵本を届ける運動」に毎月継続してボランティアとして参加させていただいております。今回は、2026年度の対象絵本の中から、私のおすすめ『11ぴきのねこ ふくろのなか』を紹介します。
『11ぴきのねこ ふくろのなか』 馬場のぼる 作 こぐま社
この絵本は、11匹のねこたちが繰り広げるユーモラスな物語で、好奇心や少しの欲張りな気持から思わぬ出来事に巻き込まれていく様子が描かれています。
物語の展開はテンポよく進み、大人である私自身も、読んでいるうちに自然と引き込まれる場面が多くありました。ページをめくるたびに広がる猫たちの表情や動きは、読む楽しさだけでなく、大人である私も「次はどうなるのだろう」という期待感がありました。
特に印象的なのは、「してはいけないことをしてしまう」というねこたちの姿です。このような行動は子ども達にとっても身近であり、共感しやすい部分でもあると感じました。そのため、この絵本を通して楽しみながら自然と大切なことを学ぶことが出来るのではないかと思いました。
また、ねこ達が協力して敵をやっつける場面も印象的でした。それぞれの力は小さくても、皆の力を合わせることで困難を乗り越えることが出来るという、大切なメッセージが込められています。これら二つのメッセージは、子ども達にとっても大切な学びになると思います。そのため、ぜひ子ども達に読んでもらいたいと考えました。
この絵本は、絵がとてもかわいらしく、子ども達にも親しみやすい作品です。私自身もねこが大好きで、ミャンマーの実家では常に4匹ぐらい飼っていました。また、私の知る限りミャンマーではねこが身近な存在であり、ねこが好きな子供も多いと感じています。近所の家でもねこが飼われていることが多く、日常生活の中でよく見かける存在です。そのため、ミャンマーの子ども達にとって身近な動物である、「猫」をテーマにしたこの絵本は、より親しみを持って楽しんでもらえるのではないかと思います。

シャンティ国際ボランティア会では、「絵本を届ける運動」を通して、日本の絵本を翻訳し、カンボジアやラオス、ミャンマー、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプの子ども達へ届けています。子ども達にとって、一冊の絵本は新しい世界を知るきっかけになります。より多くの子ども達にその機会を届けるために、ぜひこの活動に参加してみませんか。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
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「絵本を届ける運動」ボランティア ザーチーソー


