ラオス
多民族が暮らすなか、少数民族が多く住む地域で子どもたちの教育支援を行っています。
活動内容
都市と農村部の教育格差やラオス語を話せない少数民族の子どもたちなど、
さまざまな課題があるラオス北部で“教育の質”の改善に取り組んでいます。
校舎の不足や老朽化により、子どもたちにとって適切な学習環境が整備されているとは言い難い状況です。そのため、特に必要性の高い地域に校舎を建設し、子どもたちに安全な学び舎と就学の機会を提供しています。建設は郡の教育局と協力し、住民が木材の準備や土ならしなどの作業に直接関わる“住民参加”のプロセスを大切にしています。建設後は学校で衛生教育を実施し、手洗いや掃除などの習慣を身につけ、校舎を長期的にきれいに維持できるよう支援しています。
ラオス北部地域では、1人の教員が1教室で2学年あるいは3学年の児童を教える複式学級の割合が3分の1を超えています。それにも関わらず、多くの教員が授業運営に課題を抱えており、児童の学習成果にも大きな影響が出ています。シャンティは教育行政や教員養成校と共に、複式授業に関する教材開発や教員研修などを実施し、教員が効果的な授業を実践できるよう取り組んでいます。そして、その成果をラオス北部地域全域に広げる事を目指しています。
農村部の多くの学校では、子どもたちが本に触れる機会はあまり多くありません。シャンティは農村部の学校で移動図書館活動を行い、絵本や紙芝居の読み聞かせやレクリエーションを交えて、子どもたちが楽しみながら本に触れる機会を提供しています。また、小学校への絵本を配布、図書コーナー設置を働きかけ、子どもたちが常に本を手に取ることができる環境を整えています。教員を対象に本の貸出や管理、読み聞かせ手法を学ぶ研修会も実施しています。ラオス語を母語としない少数民族の子どもたちも親しみやすいよう、少数民族の民話や、創作したおはなしの絵本出版、再版に力を入れています。
これまでの活動内容
1992年からラオスでの活動を開始し、
ラオスの教育の質の改善や文化の保護に大きく貢献することができました。
スタッフ紹介
ラオスで働くスタッフを紹介します。
ラオスブログ
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