カンボジア
内戦後の復興事業を経て、幼児教育の基盤整備と、生涯学習機会の拡充を支援しています。
活動内容
貧困や非識字の問題が深刻なカンボジア農村部で幼児・初等教育の基盤整備と
生涯学習機会の拡充のための支援を行っています。
1991年に国境帰還難民及び国内避難民の定住促進のため開始しました。子どもたちが楽しく学び、未来に夢を持つことができる場にするため、州教育局と協力して学校建設地を選定し、地域の人が計画から盛土作業などのプロセスに関わる住民参加型で実施しています。2020年末までに、280校を超える学校を建設しました。
※2012年にドリーム小学校事業に変更となりました。
子どもたちが継続して教育を受けられる環境を整備し、貧困から抜け出すための方策の一つとして、世界的にも注目されているのが幼児教育です。現在幼稚園への就園率は低い水準にとどまり、幼い子どもの発達を促進するための適切な幼児教育・保育が不足しており、このことは初等教育にも悪影響を及ぼしています。そこで、子どもたちが「楽しく、遊びや経験を通して学ぶ」幼稚園づくりを目指した教員研修を行っています。また効果的な教授法(おはなし、教材制作、遊び、場づくり)や幼児にとって魅力的な教室環境を導入し、幼児教育の質を改善しています。
読書は、 子どもが言葉を学んで表現力を高め、創造力を豊かなものにし、生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものです。カンボジア事務所はその設立以来、学校図書館の設置・運営や読書推進活動に取り組んできました。この長年のノウハウを生かして、現在は都市部と農村部の両方において読書推進活動を実施しています。都市部では他団体とのネットワークを通じて読書推進のための活動や研修会を行い、農村部では他事業と連携して移動図書館活動や絵本配布、保護者向けの研修会を行うことで、子どもたちが本に触れることのできる機会を届けています。
これまでの活動内容
1991年に事務所を開設した時は、政情も落ち着かず、内戦で人々の心は疲れきっていました。
そんな中、教育行政担当者や村人と連携し、図書館活動、学校建設などのプロジェクトを進めてきました。
スタッフ紹介
カンボジアで働くスタッフを紹介します。
カンボジアブログ
カンボジアに関連する記事をお届けします。