タイ
図書館活動や奨学金事業を実施するシーカー・アジア財団を設立し、現地法人として活動を継続しています。
活動内容
1980年代から活動を行ってきたタイでは、1991年に現地法人シーカー・アジア財団を設立し、タイのスラムや農村、
少数民族や移民労働者など、弱い立場に置かれた人々に寄り添ってきました。
その間、タイは経済発展が進みましたが、スラムや農村での貧困、教育問題はいまだ続いています。
この課題に取り組むため、シーカー・アジア財団は、運営だけでなく財政面でも自立した組織として、
2015年3月に財団法人シーカー・アジア財団(SAF)となりました。
タイ国内のスラム地区や山岳部など貧困層のなかでも、子どもたちや青年たちの生活の質の向上を目指して教育支援を行っています。
学齢期になっても家族を助けて働かなければいけなかったり、授業料、教科書代、制服代が払えない子どもたちのために、奨学金を支給しています。バンコク・スラム地域だけではなく、パヤオ県やターク県のミャンマー(ビルマ)移民の子どもたちにも奨学金を支給しています。また、各地の奨学生代表を集めて人材育成キャンプを実施し、自分の地域だけではなく、他の地域の状況を知る機会を持っています。
タイで働く近隣諸国からの出稼ぎ労働者は約500万人とも言われています。バンコクにあるごみ集積場周辺では、ごみ拾いで生計を立てるミャンマー人の子どもが多くいます。また、ミャンマーとの国境地域にも多くのミャンマー移民の子どもたちが暮らしています。厳しい教育環境を強いられる移民の子どもたちのために、移動図書館車で訪問し移動図書館活動や絵本の配布など地域の読書推進に向けた活動を行っています。
これまでの活動内容
首都バンコクのスラムや農村部で、1980年代からさまざまな活動を行ってきました。
1991年に現地法人シーカー・アジア財団を設立し、現在はシーカー・アジア財団が事業を引き継いで、
タイのスラムや農村、少数民族や移民労働者など、弱い立場に置かれた人々に寄り添う活動を行っています。
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