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【インドネシア・スラウェシ島地震】多くの村人がテント生活。救援物資の受取でサインできない人も。

2018.11.22  

シャンティ国際ボランティア会(会長 若林恭英/所在地 東京都新宿区)は、9月28日にインドネシア・スラウェシ島沖で発生した地震で被害を受けた地域で緊急支援活動を行っています。

10月23日に緊急救援担当職員が最も大きな被害が報告されている被災地パルに到着し、現地のカウンターパートNGOと共に活動を開始しました。また常務理事の市川斉も10月31日にパルに到着し、被災地域でヒアリング調査と緊急救援物資の配布を行いました。

緊急救援物資を届けています

11月4日より緊急救援物資を一つの支援対象の村につき50セットずつ配布しています。

11月5日に、州都パルから北へ110キロ(片道3~4時間)の震源地に近いドンガラのワランダノ村とロボンガ村に向かい、物資を届けました。11月6日には同じくドンガラの震源地に近く、郡全体の半分の建物が倒壊したと言われているシレンジャ郡で物資配布を行いました。11月10日と11日には、シギにあるバンガ村、バルベテ村、ラランパデンデ村で物資配布を行いました。シギは、震源地からは離れているため、あまり報道されていませんが、地盤が弱く、液状化の被害がとても深刻です。

今後、別の村での緊急救援物資の配布に加え、ベビー用品や蚊帳、学用品などを各世帯の状況に合わせて配布予定です。

緊急救援物資を受け取る女性
緊急救援物資を受け取る女性(上)

配布物資一覧(1世帯あたり)

・米(5キログラム)
・ココナッツオイル(1リットル)
・野菜(キャベツ、ニンジン、ジャガイモ)
・入浴用品
・歯ブラシ
・歯磨き粉
・洗濯用洗剤
・ブランケット
・女性用下着
・生理用品

村全体を襲った災害

11月15日時点、インドネシアのスラウェシ島中部を襲った災害で2087名が亡くなり、1084名がいまだ行方不明です。今回の災害により、9億1千ドル(約1032億円)の損害が発生したとインドネシアの国家防災庁が試算しています。68,000棟の家屋が損害を受け、いまだ21万人以上が避難生活を送っています。被災地の多くが地方の農村で、裕福な地域ではありません。農地も含め村全体が被害にあっている地域もあります。

物資配布を行ったシギのラランパデンデ村には、120世帯、329人が住んでいます。1人が亡くなり、2人が未だ見つかっていません。100を超える家々が壊れ、そのうち29の家屋にとても深刻な被害があり、もう住むことはできません。この村だけで、200人が避難生活を送っています。自宅が残っている人でも、地震の恐怖により、夜はテントを利用しており、村人のほとんどがテントで寝ています。

1,218人が暮らすドンガラのワランダノ村でも、221軒の住宅のうち、半分以上の123軒が全壊しました。半壊の被害が39軒、一部損壊した家屋が59軒あります。村にあるほとんどの建物が何らかの被害を受けました。100歳のご老人でさえ、テント生活を強いられています。このワランダノ村にも物資配布を行いました。

物資を受け取りにきた女性(左)
物資を受け取りに来た女性(左)

家族の代表として物資を取りにきた人の中には、ご高齢の方もたくさんいらっしゃいました。話しを聞いてみると、息子や娘たちは都市や国外に出稼ぎに出ており、孫と一緒に避難生活を送っているそうです。

また、救援物資を受け取った証明として、自分の名前を書いてもらっていますがが、文字が書けないため、サインができない方もいました。新興国の中でも安定した経済発展に注目が集まるインドネシアですが、地方の農村の貧困や識字率の低さも、今回の災害で見えてきました。

物資を受け取った証明としてサインをする女性(右)
物資を受け取った証明としてサインをする女性(右)

「インドネシア地震 緊急募金」受付中

郵便振替: 00150-9-61724
加入者名: 公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
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