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はじめまして。

2014.10.1   ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ寄付募集中

こんにちは、はじめまして。

相波(あいば)優太と申します。

9月22日より、ここSVAミャンマー(ビルマ)難民事業事務所にてインターンとして活動させて頂いています。来年の7月末までの十ヶ月間、こちらでお世話になる予定です。これからどうぞよろしくお願い致します。

まだメーソットに来て10日程ですので(とは言っても既に数多くの新しい経験をしました!)、この投稿では1)メーソットについて2)難民キャンプを訪れて感じたこと、の二点について書きます。

まずはメーソットについてです。

未だに街の隅から隅までを把握することはできていませんが、想像していたよりも発展しているなと感じています。アジアハイウェイ一号線沿いには大型ショッピングモールがあり、また街の至る所で建設中の建物を見かけます。このアジアハイウェイですが、メーソットのお隣の街、ミャンマーのミヤワディに通じているため、交通の要所としてこれから更に発展していくのだろうと思います。その一方で、街には市場や屋台など、多くの人が思い浮かべるであろう「東南アジア」も健在です。

また街を歩いていると、タイ語だけでなくビルマ語をよく見かけます。隣街であるミヤワディとはモエイ川に架かる橋を渡ることで行き来が可能ですので、ミャンマー側から多くの人びとが来て商売をしたり、働いたりしているとのことです。ですから、ミャンマーからの人びとを見かける(言葉で判断することはできないので、主に服装から判断しています)ことは日常茶飯事ですが、たくさんのNGOがメーソットに拠点を置いているので欧米人も数多く見かけます。ちょっと外に出るだけで、文化的に異なる背景の人びとと知り合うことができる機会は日本ではあまりないかなと思うので、これはメーソットの魅力の一つだと思います。

とにかく、まだまだメーソットについて知らないことがたくさんあるので、10ヶ月間でもっとこの街を知れるよう、探検します。

次に難民キャンプを訪れて感じたことについてです。

今週の月曜日と火曜日に、ウンピアムとヌポ、それぞれの難民キャンプでの図書館活動に関する四半期会議に参加してきました。図書館以外の場所をじっくり見て回る時間は、今回は無かったのでキャンプの詳細をお伝えすることは難しいですが、一つ言うとすれば訪れた難民キャンプはそれぞれが「一つの大きな村」の様でした。

ただ何よりも考えさせられたのが、「国境」という地図上の線が人びとにもたらす生活の変化です。今回訪れたキャンプはカレン民族が人口の多数を占めるのですが、キャンプへの道中タイにあるカレン系の村をいくつか通過しました。タイで生活しているカレンがいる一方で、難民キャンプでは危険・恐怖を感じ、またミャンマー政府からの庇護を受けることができない、若しくは庇護を望まないカレンが「難民」として、国境を越えて来て生活している(もちろんカレンのみならず、様々な民族がキャンプに居住しています)。同じ民族で似通った文化・言語をアイデンティティとして持っているにも関わらず、国境が定めたタイにいるのか、それともミャンマーにいる/いたのかでカレンの人びとが享受することのできる生活や自由の度合いが違っているということに、「国境」そのものについて考えられずにはいられませんでした。もちろん国境を変えるには、地図上に新しい線を引けばいいという、単純明快な方法があるわけではありません。

現在、ミャンマー(ビルマ)難民の帰還が遠くない将来の計画として議論されています。今回難民キャンプ内の図書館を訪れ、子どもたちが嬉しそうに絵本を読むのを見ました。またある学生は「本を読んでいろいろなことを勉強しているんだ。」と笑顔で言っていました。彼らが後どのくらいの期間、難民キャンプに滞在するのかは現段階では不透明です。しかし再び「国境」を越えるその日が来るまで、そして「国境」の向こうにある土地での新しい生活を彼らが始めるためにも、難民キャンプ内で図書館とそれに付随する活動を継続することの重要性をひしひしと感じました。

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ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所インターン 相波優太

  • 絵本を届ける運動
  • アジアの図書館サポーター
  • 本の力を、生きる力に。