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念願の図書研修開催!

2016.9.11   アフガニスタン東京事務所より

サラーム、海外事業課の伊藤です。

今日は、先月タジキスタンにて行った図書研修の模様をお伝えしたいと思います。日本から図書館の児童サービス分野で活躍されている方を講師として迎え、アフガニスタン事務所のスタッフと現地カウンターパートを対象に、5日間の図書研修を行うことが叶いました。この様な研修はここ数年開催できず、やっとの思いで開催することが出来ました。

※タジキスタンで研修をすることになった背景や、タジキスタンについては前回のブログをご覧ください。

いざタジキスタンへ。

研修前半は、図書や図書室運営に関する様々な理論や、日本の学校図書室の運営方法の事例等が詳しく紹介されました。児童一人一人が作成する「読書ノート」は、児童の読書を促進させるだけでなく、図書館司書との交流も効果的に図れ、図書館のサービスや児童の読書の質を向上させることにも繋がることを学びました。

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研修後半は、アフガニスタンの学校・公立図書館等でもすぐ応用出来る実践的な児童図書サービスの様々な手法につき学びました。幣会のスタッフも普段から子供や学校の先生達の前で、本の読み聞かせ等をする機会は多いですが、長年研修の機会がなかったため、本研修にて自分独自のやり方を改めて見つめ直しながら、新しい手法やアイディアを吸収することが出来ました。

「子どもたちの興味を引くために、一番効果的な本の持ち方は?めくり方は・・?」

「読み聞かせを始めるときに、子どもたちにどうやって呼びかける?」

ぬいぐるみを使って、読み聞かせを始める前に子供達を呼び寄せるちょっとした演出「くまさんのおでかけ」を、講師より紹介。早速やってみる弊会のスタッフ。
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即席紙芝居スタンドを使って、紙芝居の演出方法を披露してくれる講師。プロフェッショナルな講師の演出に、一同釘づけでした。

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また、身近なものを使って科学の本や世界に結び付ける、遊びを取り入れた科学実験の手法も学びました。この写真は何とも不思議な「メビウスの輪」をみんなで実際に紙を使って作っているところです。分かりやすく面白いこの様な科学遊びは、きっとアフガニスタンの子供も喜んでやるだろう、と参加者も皆一生懸命その場で習得しようとしていました。

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こちらは、研修で教わった数々の児童サービスの手法の中でも人気だった、新聞紙を使ってお話しを子供たちに披露する手法です。一枚の新聞紙がハンカチになり、帽子になり、、、最後はライフジャケットに?と話の展開も面白く、子供達の興味を間違いなく引くことが出来るでしょう。みんなで新聞紙で出来たライフジャケットを着てパチリ。

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また、弊会アフガニスタン事務所所長よりも成人学習についての理論や、マネージメントに関する理論等の研修も行いました。普段教員や図書館員を対象として研修をする機会が多いスタッフやカウンターパートにとって、どの様に成人が学ぶのか等、体系立てて学ぶことが出来ました。

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研修の最後には、今回の研修を経て、これから何をするか各自アクションプランを立てました。今回の研修がよりアフガニスタンの学校や図書館で実践的に応用され、児童サービスの質の改善が為されることを願い研修を終えました。

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以上、今回の研修の一部を紹介させて頂きました。読んで頂いた方、有難うございます!

今日で、アメリカで起こった同時多発テロ9.11から15年が経ちました。アフガニスタンでは今も尚、他国の軍も介入しながら内戦状態が続いています。この長引く内戦状態から1日で国を平和にすることは出来ませんが、教育がこの国を変える力となると信じているアフガニスタン人が多くいます。今回の研修がまた一つ、子ども達により良い図書活動を提供することの支えとなり、子ども達の創造性を豊かにし、教育の質の向上にも結び付くことを願います。

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背景がかなり怪しげですが集合写真。前列には、カウンターパートである教育省の方やカブール国立図書館の館長さんも写っています。

当研修はジャパン・プラットフォームの支援により開催されました。

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