シャンティブログ

  1. ホーム
  2. シャンティブログ
  3. 校舎が建ったあとも続くご支援~寺院学校建設事業~

校舎が建ったあとも続くご支援~寺院学校建設事業~

2017.4.10   ミャンマー

「ティンジャン(水かけ祭りとお正月)」休暇を直前にしたミャンマーから、ミンガラーバー!

ミャンマー事務所では、事務所を開設した2014年から現在まで、継続して寺院学校建設事業を行っています。2014年から2016年までの3年間で、合計9校の寺院学校に新しい校舎を建てることができました。

その9校のうちの1校、2014年に建設支援しましたザヤトゥカ寺院学校には、新校舎建設から2年以上が経過した今なお、当時のご支援者である企業の皆さまから、継続したご支援が届いています。

2014年に建設された校舎

2014年に建設された校舎

『2年目のご支援』
継続したご支援をくださっているのは、ザヤトゥカ寺院学校に校舎建設をご支援くださった、静岡県で建設事業を営まれる企業の皆さまです。
まず昨年、ザヤトゥカ寺院学校の校舎完成から一年が経過したところで、ザヤトゥカ寺院学校を続けて応援しましょうと、ご支援くださった皆さまのほうから、思いがけなくも大変有りがたいお申し出がありました。相談の結果、『2年目のご支援』は、新校舎完成時に別建てしたトイレの側に手洗い場・水汲み場を作ることになりました。子どもたちの健康と安全のため、そして学校における衛生教育の観点からも、手洗い場・水汲み場の設置は必要でした。また、ご支援者の皆さまからも、竣工式の際に本校をご訪問いただいた際、新校舎と新トイレの側に手洗いをする場所が無く、衛生の面からも教育の面からも少し心配ですねというご感想を頂いていたことから、『2年目のご支援』の内容がこのように決まりました。

先日、ザヤトゥカ寺院学校を訪れた際、一年前に設置された手洗い場・水汲み場は、設置された時と同じ良い状態のまま、生徒や先生に活用されていることがわかりました。今は夏休み中で子どもたちのいない手洗い場・水汲み場で、出迎えた校長先生が、水がきちんと出てきて、よく使われているところを見せてくれました。

『2年目のご支援』で設置した水飲み場・水汲み場

『2年目のご支援』で設置した水飲み場・水汲み場

『3年目のご支援』
そしてこの度、2年目に続き『3年目のご支援』のお話が、東京事務所を通じてミャンマー事務所に届きました。
ご支援者の皆さまのお話によれば、このご寄附は、会社の新年会で募金箱を回して集めてくださったそうです。このお話を聞き、大勢の集まられた場所でわざわざ支援を呼びかけてくださるとは、そして私たちの活動を紹介してくださるとは、とミャンマー事務所の担当一同、ありがたい気持ちで一杯になりました。

『3年目のご支援』について、『2年目のご支援』の時と同じく、この2校との相談が始まりました。このような形でいただく寄付金は、建設支援いただいた校舎と関係のあることに役立てたいと言ったのは、ザヤトゥカ寺院学校の校長先生でした。相談の結果、ザヤトゥカ寺院学校には、校舎内に必要な学習用の机と椅子を9セット購入することに決まりました。到着した新しい机と椅子のセットには、ミャンマーの教育(学校)のテーマカラーである緑色が使われており、緑と白のコントラストが目にもきれいです。校長先生からは、「3年前に校舎を建設してくださった日本のご支援者の皆さまが、今でも私たちのことを忘れずに心に留めてくださり、更にこうして引き続き応援してくださることが本当にありがたいです。心より感謝申し上げます」という言葉がありました。

新しく届いた学習机と椅子

新しく届いた学習机と椅子

この長机と長椅子は、ミャンマーの小学校では定番の形で、一つの長机と長椅子に4名の生徒が座ることができます。新学年の始まる6月、子どもたちは新しい机と椅子で勉強をスタートすることができます!

新しい学年が始まるのが楽しみです

新しい学年が始まるのが楽しみです

『女の子の孤児院にも』
そして、今回の『3年目のご支援』は、校舎建設の支援校であるザヤトゥカ寺院学校に加えて、もう一校、隣接するミャティンギ孤児院(寺院学校)にも届けられることになりました。
この施設は、最初に「ミャティンギ孤児院」として設立された後、寺院学校としても認可を受け、孤児院で生活する子どもたちの教育も行うようになりました。孤児院長であり、寺院学校長であるザヤワディ氏は女性僧侶で、ザヤワディ氏の下、ミャティンギ孤児院・寺院学校(以下孤児院)に寄宿しながら教育を受ける子どもたちもまた、すべて女の子です。ミャティンギ孤児院のように、女子がすべて無償で生活と教育の支援を受けることのできる施設はミャンマー国内にも多くありませんが、一方で貧困層の中でもより厳しい状況に置かれた女子を支援する必要性はより高く、ザヤワディ僧侶は、孤児院と寺院学校の両方の責任者として、運営資金の調達を含む施設の運営に走り回る日々です。

孤児院の入り口にそっと置かれていった赤ちゃんも院長ほか皆に大事に育てられています

孤児院の入り口にそっと置かれていった赤ちゃんも院長ほか皆に大事に育てられています

『3年目のご支援』がミャティンギ孤児院に伝えられ、ザヤワディ院長からは、驚きと喜びの言葉がかえってきました。男性僧侶が運営する僧院や寺院学校に比べて、女性僧侶の運営する施設には資金や寄付が集まりにくいという現実がある中、より厳しい環境にある女の子が生活する孤児院に心を向けてくださった日本のご支援者の皆さまに対して、心から御礼申し上げますというメッセージがありました。

ザヤワディ僧侶

ザヤワディ僧侶

ミャティンギ孤児院が希望したものは、「料理用の薪」です。
現在ミャティンギ孤児院に住んでいる子どもたちの数は158名です。孤児院では衣食住そして教育の支援のすべてが無償で受けられますが、そのための費用は、孤児院が地域の人々から寄付を募るなどして、自力で調達しています。大勢の子どもたちが生活する施設では、食料にあわせて料理するための薪が必需品で、厳しい資金調達状況の中、ミャティンギ孤児院がまっさきにあげた希望が「料理の薪をお願いします」でした。

こうして薪が届いた日、ミャティンギ孤児院を訪問しました。
今回のご寄附で買った薪は、158名の子どもたちのために、約2か月間の炊事に使える分量だそうです。ミャティンギ孤児院の炊事場は屋外で、子どもたちが炊事当番として順番に調理を行っています。薪で上手に火を起こして、大きなお鍋で料理を担当します。

薪が到着しました!

薪が到着しました!

到着した薪は料理サイズに切って保管、利用します

到着した薪は料理サイズに切って保管、利用します

屋外の台所

屋外の台所

本日の炊事当番

本日の炊事当番

この日のお昼ご飯の献立は、野菜カレー、野菜の和え物、ご飯です。
出来立てのお昼ご飯はとっても美味しそう。
一列に並んで、おかずとご飯を順番にお皿につけてもらい、席についたら皆でお祈りして、そしてお昼ご飯の開始です。

手際もチームワークも良く、皆で配膳します

手際もチームワークも良く、皆で配膳します

出来立てのお昼ご飯です

出来立てのお昼ご飯です

頂きますのお祈り

頂きますのお祈り

さまざまな年齢の子どもたちが一緒にごはんを食べる場所には、静かで温かい空気が流れていました。

(ミャンマー事務所  阪口 )

  • 特集:35周年特設サイト
  • 本の力を、生きる力に。
  • はじめての方でもよくわかる シャンティのこと