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研修生から見たミャンマー

2017.7.31   ミャンマー

みなさんミンガラバー!
寺院学校の元気なこどもたち

今日も広くて大きな空の下、えっさほいさとオフィスまでエエエ(自転車を漕ぐ)しております、ピイ事務所にてNGO海外研修プログラムに参加させていただいている今津奈々央ともうします。

ピイの空私は自転車に乗るのが異様に下手なので、日本でもよく自転車ごとズッコケているのですが、ミャンマーは正直もっとハードです。

車からの容赦のないクラクション、スッと横を通り抜けていく元気なバイク、ヌッとでてくる犬、ありとあらゆるところになぜか空いている穴などトラップは多く、毎日集中力を試されています。これだけ鍛えられれば、日本ではズッコケまい、と思います。

私の自転車事情は置いておいて、今回滞在したピイを私の目線でご紹介したいと思います。たくさん紹介したいですが、絞って3点をどうぞ!

1.ごはんが(すこしオイリーだけど)とても美味しい
数名で頼むとカレーがずらり。

こちらでは、ごはんはカレーがメインです。

やはりインドが近いため食文化は影響をうけているのもあり、普段の食事はスタッフのみなさんもカレーです。
スタッフのみなさんの食べ方を観察したところ、日本で言う佃煮と白飯の割合で食べてらっしゃいます。体感で言いますと、佃煮:白飯(日本)=カレー:白飯(ミャンマー)=3:7。
みなさまも、ぜひ、ミャンマーでカレーを食べる際には参考にしてみてください。

2.市場では食材がずらり!
食材の豊富さ

イラワジ川の恩恵もうけてか、ピイでは食材が豊富です。
魚の干物や、野菜など色とりどりの食材が揃っています。さきほどのごはんのおいしさも納得です!

3.時間がゆったりと流れている
昼寝

寝てらっしゃいます、木陰と帽子でベストな状態だと察しております。
ミャンマーの方のおおらかでゆったりした性格と暑さも相まってか、時間もゆったりと流れています。

私がウロウロしていると、迷ってない?大丈夫?と声をかけてくださったり、時には笑顔で手をふってくださったりします。心地よい距離感を保ち、笑顔で見守ってくださるのは、穏やかな性格あってのことだと思います。

とってもよいところですよね、ピイ。
これで夜に犬が集まって遠吠えさえしなければ怖くないのですが……野犬問題はどこもあるようで。日本で見る犬より体が引き締まっていてより野生感アップしているのです。

 

ここからは、私が図書館事業を見学して驚いたことや感じたことについて

IMG_8566
(図書館の児童スペースにちゃっかりいるのは、前回のミャンマー事務所の記事を書いているインターンの川村さん)

いままではなかった図書館の児童スペースの導入を支えていらっしゃるのは、図書館員や図書館スタッフの方たちです。なかでも印象深かったのは、図書館員でお腹のあかちゃんも含めて2人のこどもたちのお母さんである彼女。

図書館員の方

大きなお腹を抱えながら、「みんながデコレーションとかを手伝ってくれるのよ」と優しくインタビューにも答えてくださいました。ご自身のお子さんについて聞くと、とても幸せそうに微笑みながら一生懸命に悩んでくださり、私たちの顔もほころんでしまいました。

彼女もそうですが、ミャンマーの図書館ではこどもと一緒に働いているお母さんたちがよく見うけられます。

図書館で働く親子

女性職員のみなさんが協力してお世話をしていたりと、職場全体がとても和やかな雰囲気。保育園競争が熾烈な日本に住む私としては、そのおおらかな雰囲気に驚きつつ、日本もこうなってくれればいいなーっと思ったりしました。

みんなに愛されお世話をしてもらって、のびのびしていたこどもたちも、学校が始まれば大忙しです。毎日学校に行く前と後に塾に行って、遊んだり、絵本を読んだりする時間はあまりないのだそう。(ミャンマーの塾のお話はこちら)

これだけ聞くとびっくりしてしまいますが、塾に行かないとカリキュラムがそもそも終わらなかったり、ついていけない現状があるのらしいのです。

親のみなさんからお話を聞くと、子どもたちには遊んでもほしいし、学んでもほしいし、より良い未来を生きて欲しい、ということが伝わってきます。未来の生き方や目指しているゴールは日本と違えど、日本の親の方と同じ思いで仰ってると思います。

制度や経済状況が目まぐるしく刻一刻と変化し、発展していこうというミャンマーという国で、自分の知らない未来を生きることになる自分の子ども達には、やはりまず目の前にある勉強をしっかり、というのは、子を思う親として自然な発想だと思うのです。
漠然とした将来への不安に対して、子どものためを思ってベストな選択が、教育であり、学校であり塾だったのです。
その思いとその思いゆえに使っていた時間を引き換えに、絵本を読むことを選んでもらうこと、絵本を読んで楽しいと感じてもらう価値観を受け入れてもらうのは、予想以上に難しいんだろうなと、感じました。

プロジェクトを間近で見させてもらい、みなさんの声を聞く中で、日本で勉強しているだけでは見えてこない現状の複雑さを見ることができました。

多くのことを吸収できるよう、引き続き積極的に参加していきたいと思います。

 

ミャンマー事務所 今津奈々央

  • 絵本を届ける運動
  • アジアの図書館サポーター
  • 特集:35周年特設サイト