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2018年 年頭のご挨拶 副会長 三部義道

2018.1.2   東京事務所より

「慈悲」という言葉は、インドの「マイトリー」と「カルナー」という言葉が元となっています。

マイトリーは「友情・善意」、カルナーは「憐愍・呻き」という意味になります。

そのカルナーの「呻(うめ)き」という意味がどこからきたのかというと、ひとの悲しみ苦しみを分かりたいと願いながらそれが叶わないときに発せられる嘆きの呻きだというのです。

私たちには、人の気持ちを分かりたい苦しみを共有したいと願う心があります。そうでなければ被災地にボランティアに行こうとは思わないでしょう。

しかし、どんなにそう願っても、実際は相手の気持ちを本当に分かることはできません。我が子を亡くした人に「あなたの気持ち分かる」などと軽々に言ってはならないでしょう。同じ経験をした人以外にその苦しみが分かろうはずがありません。

だけど、分からないと分かっていながら、呻きながら「分かりたい」と強く思う、その心を慈悲というのです。

シャンティの心は慈悲に由来しています。分かりたい心を行動にしたいと願っています。

傍に寄り添い、声を聞き、手を取り、肩を抱いて、少しでも分かるように行動します。

そういう人々が一人でも多くなることをシャンティは願っています。

今年も、シャンティな社会の実現のために共に行動していきましょう。

 

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
副会長 三部 義道

三部義道(シャンティ国際ボランティア会 副会長)

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