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カンボジアのこの1年

2018.1.10   カンボジア

新年明けましておめでとうございます。
カンボジア事務所の玉利です。

日本では寒さが厳しいと思いますが、カンボジアでは今が1年で最も過ごし易い時期です。昨年12月には朝晩は寒いくらいの日々が続きましたが、年明けと共に気温が上昇してきました。

カンボジアではここ数年、年平均7%の経済成長を遂げており、世界銀行や国際通貨基金などは今後もカンボジアの経済成長は維持されるだろうと予測しています。日本企業の進出も増加し、在留邦人も3,000人を超えました。また、今年からはアンコールワット観光の拠点となるシェムリアップ市に、日本政府の領事事務所が開設されました。

その一方、政治的には混迷をきたしており、昨年9月には政治的と思われる理由により最大野党党首が逮捕され、同11月には同党の解党、また同党の主要な政治家118名が今後5年間の政治活動を禁止されました。直近2回の直接選挙で国民の4割以上が支持した政党が解党に追い込まれた事態に、民主主義の後退を懸念する声が国内外で広がっています。

教育政策としては、先生の給与が上昇し、カリキュラム改革や教員の質の向上が推進され、更には教員養成校が現行の2年から4年の大学へ転換する事が決定するなど、積極的な改革が進められています。これらの政策により、教育の質と量が共に改善する事が期待されています。しかしながら、中央政府の政策に地方行政や現場や学校が十分についていっていない事も事実です。従って、シャンティには現場でよい事業を実施し、その具体例を示す事によって現場の先生や住民方に理解して頂いたり、またその事例を元に政府への政策提言を行う役割も求められています。具体的な事業としては、昨年に引き続き、学校建設、幼児教育の質の向上、そしてコミュニティ図書館事業を、行政機関、地域住民と協力しながら、カンボジア事務所一体となって実施して行きます。更には2019年以降に実施する事業についての調査も行う予定です。

本年も、引き続き温かいご支援の程、宜しくお願い申し上げます。

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