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【ネパール地滑り】学校建設事業地で家屋を失った115世帯470人にガスコンロとボンベを支援

2020.9.24  

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(会長 若林恭英/東京都新宿区)は、2020年9月23日より、ネパール ヌワコット郡インドラヤニ村で発生した地滑りの被災者支援を開始しました。

地滑りを見つめる村人たち
地滑りを見つめる村人たち

2020年9月8日、シャンティがネパールで学校建設を行っている村で、連日の豪雨による大規模な地滑りが発生しました。シャンティが建設中の校舎の学校に通っていた児童が暮らすインドラヤニ村の115世帯が家を失いました。地滑りで亡くなった方がいなかったことは唯一、不幸中の幸いでしたが、2.5ヘクタールの農地が失われました。被災者は、隣村の空き地に避難し、テントで生活しています。被災地では多くの地割れが起きており、降雨が続いているため、再び地滑りが起きることが懸念されています。

ガスコンロとボンベを支援、被災者に温かい食事を

行政や他のNGOから食料やテント、マット、毛布の支援がありました。被災世帯は元々かまどで薪を使って調理していましたが、避難先で暮らすにはガスコンロが必要で、同村長からもシャンティに支援要請がありました。避難生活が終了した後も、供与するガスコンロを被災者は使うことができます。

ヌワコット郡の郡都ビドゥーで物資を調達し、トラックで4時間かけて運搬します。途中、地滑りで道路が切断されているため、村のふもとまで輸送した後、被災者は徒歩で往復3時間をかけて、ガスコンロとボンベを運びます。

避難キャンプ
避難キャンプの様子

シャンティは、2015年に発生したネパール大地震で被災したヌワコット郡とラスワ郡の小学校における防災能力強化事業で耐震構造の学校の校舎を建設しています。ヌワコット郡は、首都カトマンズから北方約60kmに位置し、少数民族が多く暮らす山間部の貧困地域です。2015年の地震では、震源地ではないにも関わらず、建設の質が低く、大きな被害が発生し、多くの学校が倒壊しました。インドラヤニ小学校も被災し、シャンティが新校舎の建設活動を行っていましたが、新型コロナウイルス感染拡大のため、工事が中断し、完成が遅れています。なお、建設中の校舎に、地滑りの被害はありません。

コロナ禍でさらに困窮する貧困層

ネパールでは5万人以上が新型コロナウイルスに感染し、300人以上が亡くなりました(2020年9月11日 時点)。3月末から感染拡大を防止するため、ネパール全土でロックダウン、外出禁止措置が講じられ、現在も都市部を中心に、感染者の多い地域で外出や移動制限が行われています。

ロックダウンに対するネパール政府による経済的な補償や支援も乏しく、貧困層の生活は著しく困窮し、治安の悪化も懸念されています。学校は休校となり、オンライン授業やインターネット、テレビ/ラジオ教育など、自宅学習の環境が整っているのは、ほんの一握りの富裕層だけです。雨期のネパールで、家を失った被災者の衛生環境や健康状態の悪化が懸念されます。

※本事業は、2020年9月28日に完了しました。
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