国際識字デーイベント2018-読み書きの力が、生きる力に
2018.8.10 イベント
2015年に国連で提唱された持続可能な開発目標(SDGs)の4つめの目標『質の高い教育をみんなに』では、「2030年までに、すべての若者及び大多数(男女ともに)の成人が、読み書き能力及び基本的計算能力を身に付けられるようにする」と、識字問題解決を明確に打ち出しています。他方で、世界の成人で読み書きができない人は7億5700万人。世界人口76億人の1割の人たちは今も読み書きができません。
識字は開発途上国の問題と捉えられがちです。実際、非識字者の大半は開発途上国に居住していますが、実は日本のような先進国においても、社会格差の拡大や社会構造の変化を背景に、識字問題が深刻化しています。
9月8日は、国際識字デー。これにちなみ、識字支援に取り組む3団体が共催して、2012年から「国際識字デーイベント」を開催してきました。昨年、一昨年に引続き日本国外と日本国内の識字課題を取り上げます。運営者の視点から識字教室の現状を語ってもらい、読み書きが人間にもたらす「力」とは何かを改めて問いかけます。
国際識字デーイベント2018 開催概要
日時 | 2018年9月7日(金) 19:00~20:30 (開場18:30) |
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会場 | 新宿NPO協働推進センター 501会議室 (東京都新宿区高田馬場4-36-12) 会場へのアクセス |
最寄駅 | JR山手線・西武新宿線・東京メトロ東西線「高田馬場駅」より徒歩13分 都営バス、関東バス「小滝橋」バス停より徒歩3分 |
定員 | 先着60名 |
同時開催 | 識字教育関連の教材・団体紹介資料展示 |
参加費 | 1,000円 (主催3団体いずれかの会員および学生は500円) |
主催 | 公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会 公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟 公益財団法人 ユネスコ・アジア文化センター |
後援 | 基礎教育保障学会 |
テーマ「学ぶ力が、生きる力に」
読み書き能力の習得と向上を目的とした事業事例を運営者の立場から語っていただく。
日本国外、国内の二つの事例を扱うことで、識字を巡る問題が国や地域を問わず現在も存在すること、そして識字が人間の尊厳に関わる重要な役割を果たすことを広く知っていただく。
「国際識字デー」とは
1965年9月8日、イランのテヘランで開催された世界文相会議で、パーレビ国王が軍事費の一部を識字教育にまわすように提案したのを記念し、ユネスコが制定した記念日です。
「国際識字デー」について詳しくはコチラもご覧ください
プログラム
1.『カンボジアにおける識字を巡る状況と支援の形』
【登壇】
ノン・ブッタ 氏(日本ユネスコ協会連盟カンボジア事務所 所長)
ソウム・サベット 氏(日本ユネスコ協会連盟カンボジア事務所 職員)
2.『夜間中学から高学歴社会日本の識字問題を考える』
【登壇】
関本保孝 氏(元夜間中学校教員、基礎教育保障学会 事務局長)
3.『講演者によるトークセッション』
【ファシリテーター】
大安 喜一氏(ACCU教育協力部 部長)
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公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)
担当:若山、藤本
Emal:webmaster@accu.or.jp
Fax:03-3269-4510