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全員参加! 「自助・共助」の減災訓練

2019.7.15   東京事務所より緊急救援

2019年7月7日(日)、西日本豪雨災害から1年目のこの日、愛媛県野村町の上野(かみの)地区で住民による自主的な減災訓練が行われ、シャンティも参加させていただきました。

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取材も多く来ていました

豪雨災害の爪痕が残る中、地元の農友会や自治会主催で、上野地区の住民全員参加の訓練でした。
日中の暑い最中、総勢約80名の住民が集まり、また地区の方だけでなく、西予市や警察署、消防団、日本防災士会などの協力の下、減災訓練が始まりました。

そもそもこの訓練、西日本豪雨を経験して、危機感を持った地区の防災士さんが発起人でした。
これまで様々な訓練はあったものの、住民が主体となって行う訓練は今回が初めてということもあり、今年に入ってから、地区の住民を中心として様々な協力者も混ざって、何度も話し合いを重ねてこの日を迎えました。

訓練では、地区の避難所に避難するところから、半壊住宅や全壊住宅などあらかじめ役割を決め、救助するということも行いました。
地区の住民が全員参加ということもあり、歩けないお年寄りをリヤカーに乗せて運び出す家庭もありました。
また、災害時の新聞紙でのスリッパの作り方、段ボール箱などでの簡易トイレの作り方、非常食を使った炊き出し、災害時のごみ資源の活用法など、防災士の方々の専門的な目線から教わったことも多くありました。

減災訓練と名付けられたのは、今回想定された南海トラフを起因とした地震災害が発生すれば、沿岸部の支援が優先となり、山間部にある野村町の支援は後回しになることが予測されるとの危機感から「自助・共助」の重要性を再認識し、少しでも「犠牲者を出さない、被害を最小限に」といった想いを住民同士で共有するためでした。

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また今回は、シャンティ職員と一緒に、宇和島市吉田町から活動の中で出会った防災士の資格をもつ高校生も参加しました。実際に災害が起きた時はもっとこうした方が良い、ああした方が良いと的確な意見を私たちのそばで言っていて、私たちを驚かせてくれました。

今回一緒に参加した高校生の防災士さんは、宇和島市で行われた「防災キャンプ」という取り組みに参加し、試験に合格して防災士の資格を取ったそうですが、このような取り組みは少しずつ広がり、各地に小中学生の防災士が誕生しているそうです。

大人だけではない、子どもたち目線の防災感覚のすごさを目の当たりにした出張となりました。

地球市民事業課 加藤、飯島

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