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世界の絵本を読んでみよう「パヒロン(土砂災害)が来た」ネパール

2020.11.26   ネパール

シャンティ国際ボランティア会は、良質な本が少ないアジア各国・各地域で独自に制作した絵本を出版しています。子どもたちに質の高い絵本を提供できるよう、現地の作家やイラストレーターを対象とした専門家による研修を実施したり、少数民族たちに口頭で伝承されてきた民話などを絵本にまとめる活動を行っています。

今回は、2018年にネパールで出版した紙芝居「パヒロン(土砂災害)が来た」です。2015年に大地震が発生したネパールで、学校の防災能力強化事業に取り組み、防災紙芝居を出版しました。それまでネパールには紙芝居自体ありませんでしたが、今、子どもたちは初めて見る紙芝居を通して学んでいます。

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激しい雨が降る夜、アミスタは家族と眠ろうとしていました。「なんだか怖いなぁ。早くやんでくれないかな」

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夢では、茶色くて不気味な生き物が向かってきました。「俺様はパヒロンだ~!森も、木も、家もまるごと飲み込んでやるぞ~!」

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パヒロンは大雨が降ったときや地震が起きたときに現れます。土砂崩れや土石流を起こし、とても危険です。

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パヒロンが来る前に、ゴロゴロという音が聞こえることがあります。おかしなことがあったら、山の斜面や川、崖から離れることが必要です。

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森の木は、雨で土が流れ出すのを防いでいるのです。パヒロンが現れないために、木を切りすぎないことも大切です。

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次の日、アミスタは家族に昨日の夢の話をしました。アミスタたちは家の周りに危険なところがあるか、見に行くことにしました。

災害への理解を深めるために

紙芝居を読み終わった後、子どもたちに以下の質問をして、災害への理解を深めるようになっています。
・土砂災害はどんなときに現れるのでしょうか?
・被害を減らすため、私たちにできることはなんでしょうか?

「世界の絵本を読んでみよう」シリーズ

本記事は、シャンティが発行するニュースレター「シャンティVol.307 (2020年秋号)」に掲載した内容を元に再編集したものです。

・世界の絵本を読んでみよう「かすがいのステッキ」ミャンマー

・世界の絵本を読んでみよう「マイナ鳥と不思議なカボチャの種」アフガニスタン

・世界の絵本を読んでみよう「アプサラ(天女)の舞」カンボジア

・世界の絵本を読んでみよう「隼、鹿とねずみ」アフガニスタン

・世界の絵本を読んでみよう「若いめすねずみの結婚相手」ミャンマー

・世界の絵本を読んでみよう「特別な子ども」ラオス

・世界の絵本を読んでみよう「私の好きなカレン月」ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ

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