What we do / シャンティの活動内容

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移動図書館事業「走れ東北!移動図書館プロジェクト」
		30年間、シャンティがアジア各国で取り組んできた本を通じた支援のノウハウを活かし、被災された方々に本を届け、自由に交流できる場づくりをサポートするため、仮設団地を巡回する移動図書館活動を行ってきました。

移動図書館事業の概要

東日本大震災により、岩手・宮城・福島の東北3県では、多くの図書館が大きなダメージを受けました。図書館は、読書をするためだけの施設ではなく、情報が集まり、人々が集う憩いの場所という側面があります。緊急救援から復興へと向かう中、安らぎや知識を得られる本を通じて、自由に交流できる場づくりをサポートするため、移動図書館活動を行ってきました。

※2017年3月末をもって、岩手、宮城、福島での移動図書館活動を終了いたしました。

これまでの実績

移動図書館事業における貸出冊数と利用者数の合計です。移動図書館活動のほか、仮設団地集会所に設置した文庫(岩手県上閉伊郡大槌町)と、常設図書室(岩手県陸前高田市、大槌町)の実績も含まれています。

いわてを走る移動図書館プロジェクト

岩手県の山田町、大槌町、大船渡市、陸前高田市の仮設団地を移動図書館車で定期的に訪問しました。大槌町では集会所に設置した本棚の本の定期的な入れ替えなどの文庫活動を行い、大槌町と陸前高田市では常設図書室を運営しました。事業の収束にあたり、移動図書館車を岩手県の遠野市と福島県の南相馬市に、業務用車両を岩手県の山田町に寄贈するなど、活動を地元に引き継ぐよう努めました。

  • 活動期間:2011年7月17日~2017年7月31日
  • 貸出冊数:約118,100冊
  • 利用者数:約55,700人
  • 後援:社団法人日本図書館協会 / 社団法人読書推進運動協議会 / 岩手県立図書館
    山田町教育委員会 / 大船渡市 / 大船渡市教育委員会 / 陸前高田市教育委員会

みやぎを走る移動図書館プロジェクト

宮城県では、東日本大震災による死亡者の割合が女川町、南三陸町に次いで多かった沿岸南部の山元町で、町内8カ所の仮設団地を移動図書館車で定期的に訪問しました。ブックオフコーポレーション株式会社をはじめ、同グループ会社のスタッフを数人ずつ、月2回のペースでボランティアとして受け入れ、移動図書館の準備や運行、町内の老人福祉施設のサロンのお手伝いを共に行いました。

  • 活動期間:2011年9月26日~2017年3月31日
  • 貸出冊数:約16,400冊
  • 利用者数:約7,000人
  • 後援:宮城県図書館 / やまもと復興応援センター

ふくしまを走る移動図書館プロジェクト

福島県南相馬市では、東京電力福島第一原子力発電所から20キロ圏内にある小高区から避難している方たちも大勢暮らす、市内鹿島区、原町区の仮設団地を移動図書館車で定期的に訪問しました。活動後半、相双地域を中心とする曹洞宗寺院の関係者や、市立図書館職員が毎回のように応援に来てくださり、移動図書館はその後、市立図書館に引き継ぎました。このほか、移動図書館車1台を、宮崎県小林市に寄贈しました。

  • 活動期間:2011年9月26日~2017年3月31日
  • 貸出冊数:約9,300冊
  • 利用者数:約5,400人
  • 後援:福島県立図書館 / 南相馬市教育委員会

歴代の移動図書館車たち

  • 軽トラック

    2011年7月、軽トラックにカラーボックスを載せた手作り移動図書館車から活動が始まりました。車の横に簡易テントを広げ、本を貸し出し、お茶やコーヒーを提供しました。

  • マツダボンゴ

    2011年12月から2017年3月まで、岩手県の大槌町と山田町、宮城県の山元町、福島県の南相馬市で活躍した車両です。車体横のハッチを開くと本棚が設置されています。

  • 日産アトラス4WD

    2012年7月から主に岩手県の大槌町と山田町で活躍。車両内に本棚が設置され、雨や雪の日にも強い貴重な存在でした。活動終了後、2016年2月に岩手県遠野市立図書館へ譲渡されました。

陸前高田コミュニティー図書室を運営

移動図書館活動だけでなく、モビリア仮設団地の集会所内にある陸前高田コミュニティー図書室の運営を行ってきました。地元住民が中心となり「友の会」を運営し、定期的に図書室の運営について話し合い、ハンドドリップコーヒーを振る舞い、仮設団地の中をウォーキングするイベントなどを実施してきました。2017年7月、新しい陸前高田市立図書館の開館に伴い、活動を終了しました。

陸前高田市の空っぽの図書室を本でいっぱいにしようプロジェクト

2012年、クラウドファンディングサイト「Readyfor」を通じて、陸前高田市の図書室を本でいっぱいにするプロジェクトへの支援を呼びかけました。Readyforを通じて862人から800万円を超えるご寄付をいただき、陸前高田市の活動拠点「陸前高田コミュニティー図書室」を本でいっぱいにすることができました。まことにありがとうございました。

移動図書館活動をまとめた書籍も販売中

移動図書館事業を立ち上げたシャンティ国際ボランティア会 広報課長(当時)鎌倉幸子の著書。岩手から始まった移動図書館活動の記録です。

走れ!移動図書館  本でよりそう復興支援

発行:筑摩書房(2014年1月)
著者:鎌倉幸子

序章 東日本大震災のこと、自分にとっての本の存在
1章 なぜ移動図書館なのか
2章 読みたい本を読みたい人へ届けるために
3章 本を読むこと
4章 本のチカラを信じて
おわりに 衣食住と本と