
2009年度は、ターク県ミャンマー(ビルマ)国境地帯のカレン人の村と並行して、同県のミャンマー(ビルマ)移民労働者の子どもたちに対して移動図書館での活動を実施しました。実施2年目となるカレン人の村では配布の絵本および研修会での教材づくりのアイデアが日常的に活用されていることが見てとれました。一方、研修会の活動について、これまでの蓄積を生かし広く発信していくために教材開発・研修センターを開設しました。事業全体での受益者数は約10万人で、うちコミュニティ図書館8館の利用者が9万4,316人、移動図書館活動の参加者が5,381人、研修会の参加者が219人、間接受益児童が約2,000人です。
2010年度は、ミャンマー(ビルマ)国境地帯での図書活動を継続し、さらなる効果の浸透を図ります。バンコク・スラム地区の図書館2館については、地域への運営移譲を進めてまいります。
(写真:絵本読み聞かせコンテストの優勝者 撮影:瀬戸正夫)

(写真左:クロントイ図書館のリクリエーションの様子 撮影・瀬戸正夫 写真右:カレン族の村での移動図書館活動)

北部・東北部の学生寮2館において48人の中高生の生活を支援しました。北部はパヤオ県モン族の子どもたち44人、東北部はラオスとの国境沿いにある農村の子どもたち4人を受入れました。地域の教育状況の向上に伴い寮の必要性の低下を受け、東北部にあるチェンカーン学生寮ついては現在の寮生が課程を修了する2010年3月をもって閉寮することとなりました。一方、北部モン族の学生寮に関しては、自立を目指した農業活動に力を入れ、新設した畑で順調に野菜が収穫されました。
2010年度は、北部モン族の寮において農業を促進させ自立運営を目指します。
(写真:寮生が畑を整備する様子)

バンコク・スラム地区および少数民族の地域の学生378人に対して奨学金の支給をしました。奨学生は中学生185人、高校生120人、大学生25人、寮生48人。事業地における情報収集および行政との連携に重点をおき活動を実施してきました。また、現地職員の主体的な事業運営を目指し、関係者間の会議を経て新しい運営のシステムを構築しました。
2010年度は、ミャンマー(ビルマ)国境地帯の教育状況の正確な把握のため、行政との連携を保ちながら住民および学校現場の教師との関係づくりを強化します。また、運営面では新しいシステムの円滑かつ効率的な運用に取り組みます。
(写真:奨学金授与式で民族楽器を披露するモン族の中学生)

年大火災から5年たった2009年5月、ようやく被災した全地区に復興住宅が完成し、入居することができました。SAFの運営する復興住宅内の保育園には、76人の園児を受入れました。また、保育士の能力強化のため、研修、外部団体への視察などを積極的に実施しました。
2010年は保育園の運営を区に移譲するため住民委員会と連携を深めながら行政への働きかけを重点的に実施します。また、園運営の質向上のため人材育成を行います。
(写真:地域のイベントに参加するスアンプルー保育園児たち 撮影:瀬戸正夫)