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イベント【7年間、難民キャンプを「図書館」で支援してきた日本人スタッフの挑戦】開催報告

2018.6.22   イベント報告

2018年6月22日(金)、渋谷区広尾の聖心グローバルプラザにて、長年、難民キャンプで支援活動を行ってきた菊池スタッフとSkype中継でつなぎ、難民キャンプの現状と活動と通して出会った人々の様子を伝えるイベントを開催しました。

【イベント】7年間、難民キャンプを「図書館」で支援してきた日本人スタッフの挑戦

難民になるって、どういうこと?

はじめに支援者リレーションズ課の吉田スタッフより、タイとミャンマーの国境沿いにあるミャンマー(ビルマ)難民キャンプの現状と人々の生活の様子をお伝えしました。

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプの現状を報告する吉田スタッフ

わたしたちのほとんどが体験したことのない「難民になるということ」。

もし、家の近くで戦闘が起きて、着の身着のまま隣国に避難しなくてはならなくなったら、何を持っていきますか? と途中で参加者の皆様に問いかけると、会場からは「パスポート」「ゴムボート」「現金」があがりました。

皆さんは何を持っていこうと思ったでしょうか。

実際に難民キャンプに逃れてきた方は、国境沿いの山岳地帯を歩き、川を渡り、やっとの思いでキャンプにたどり着きました。

7年間、難民キャンプを「図書館」で支援してきた日本人スタッフの挑戦

先の見えない生活の中で図書館はどういう存在なのか。

コミュニティ図書館を通して、夢や希望を見つけた難民キャンプのコミュニティ図書館のベテラン図書館員のタティさんと子どもたちの声を動画で紹介しました。

事務所に届いた1通のメール

ある日、ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所に一通のメールが届きました。そのメールには「僕のすべては難民キャンプの図書館から始まりました」と書かれていました。

差出人のシー・ショーさんは、難民キャンプの図書館で絵と出会い、アーティストになりたいという夢を持つようになりました。そしてなんと、第三国定住で移り住んだアメリカでその夢を叶えたのです。

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプの現状を報告する吉田スタッフ

※シー・ショーさんについて詳しくはコチラをご覧ください。

事務所に届いた1通のメールー図書館で育む力が道を拓く ここだけが世界と繋がれる場所

 

現地事務所とSkypeで中継

当日のミャンマー(ビルマ)難民事業事務所があるタイ・メーソットは朝からどしゃ降りの雨で、Skype中継が切断しないか心配されましたが、無事に現地の菊池スタッフとつながり、東京とメーソットを結んでの講演となりました。

菊池礼乃(シャンティ国際ボランティア会)

菊池スタッフはシャンティのミャンマー(ビルマ)難民事業事務所で、7年間にわたり図書館を通じた支援に携わってきました。

20代の頃、はじめて難民キャンプで難民の方とお話しして「難民はこんなに身近な存在なんだ」と感じ、もっと難民の人々の力になりたいとシャンティに入職しました。

「図書館はつまづいた人が立ち直れる場所、何が正しいのかわからなくなった人に寄り添ってくれる場所」だと言います。

何年も家にひきこもっていたけれど、図書館の青年ボランティアの活動に参加したことがきっかけで立ち直ることができた女の子の話や、親がケンカばかりして家に居場所のない子どもたちが図書館で安心して過ごしていることなど、実際にキャンプの人々と日々触れ合っているスタッフならではエピソードを聞くことができました。

難民支援をおける苦悩と葛藤

苦悩している点について聞かれると「キャンプの人々の悩みが深くなっている。精神的サポートが必要」と答えました。

image1

「その中で図書館は、彼ら彼女たちのアイデンティティを維持するために大切な場所です。図書館は人間の尊厳を守るものです。」
「キャンプが閉じるその日まで図書館を続けてほしい」という人々の声を真摯に受け止めて、活動していきたいと強く訴えました。

「絵本を届ける運動」体験

イベントの最後に、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプの子どもたちに届ける翻訳絵本づくりワークショップを実施しまった。

「絵本を届ける運動」の仕組み

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプに届ける絵本にカレン語の翻訳シールを貼りつける作業の様子 翻訳シールを貼り終えた絵本にカレン語で名前を記入している様子

出来上がった絵本1冊1冊が、子どもたちの生きる力になりますように。

 

Readyforプロジェクトのご支援をお願いします

クラウドファンディングサイトReadyforで実施中のプロジェクト「ここだけが世界と繋がれる場所-難民キャンプの図書館を続けたい」は残り7日間となりました。

皆様の力で、第一目標金額(250万円)を達成することができました。
ありがとうございます!

ネクストゴール=セカンドチャレンジ(350万円)達成まで、残り723,000円です。

ぜひ終了日である2018年6月29日(金)の23時まで、プロジェクトへの応援、シェア、ご支援をどうぞよろしくお願いします!

▼プロジェクトの応援はコチラから

ここだけが世界と繋がれる場所-難民キャンプの図書館を続けたい – クラウドファンディング Readyfor (レディーフォー)

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